メルセデス・ベンツXクラス オーストラリア試乗 積荷はビール 豪アウトバックめざす 後編

2019.09.01

サマリー

日産ナバラ譲りのメカニカルコンポーネントに、メルセデス流の快適さを加えたXクラスですが、動力性能では物足りないものの、その快適さとオフロード性能は十分満足できるものであり、無事に目的地へとビール樽を運んで祝杯を挙げることに成功したようです。

もくじ

快適なロングツアラー
オフロード性能も十分
ようやく到着 ビールで乾杯
番外編:Xクラスで行く大陸中心

快適なロングツアラー

スリーポインテッドスターが輝くボンネットの下に収まるエンジンは日産製であり、姉妹モデルであるナバラとは、少なくともこのルノー由来のパワープラントを含め、数多くのパーツをXクラスは共有している。

エンジンカバーはXクラス専用のものだ。少なくともエンジンルームにもメルセデスの手が及んでいるという印象を与えることには成功しており、作業車両としての出自を隠すには賢明な方法と言えるだろう。

メルセデス・ベンツXクラス その7
メルセデス・ベンツXクラス その7

だが、実際の走りではそうはいかない。日産ナバラの加速はリニアだが緩慢としたものであり、その最大の魅力は燃費性能にある一方で、Xクラスでは、66mm延びたボディと数々の装備、さらには徹底した遮音によって増えた180kgの車重によって、パフォーマンスはさらに鋭さを失っている。

それでも、その結果ロードノイズは遮断されており、豪華なシートと相まって、このクルマに快適なロングツーリング性能を与えることに成功している。

2.3Lエンジンは低回転からそれなりの力強さを発揮するものの、追い越しには慎重さが求められる。このエンジンが真価を発揮するのは、ターボチャージャーが回り始め、それなりの回転域に達してからとなるが、それでも速度計が3桁の表示に達するにはしばらく時間を要する。

 

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