ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ サンターガタへの帰還 前編

2019.11.09

長くハードな旅

スピードメーターを見ると、こうした状況にもかかわらず驚愕の348km/hという数値を示していた。

スタートからはしばらく巡航してみるが、ふたたびペダルを踏み込むと思わず息をのむ。640psの途切れぬパワーに声も出ないが、それだけがいまアウトバーンを走っている理由ではない。

ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ
ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードからサンターガタ・ボロニェーゼまでこのクルマを連れ帰る人間が必要だったのであり、間違いなくランボ史上最高のドライバーズカーだと評価されるこのクルマに乗っての長くハードな旅へ誘われた時、答えは決まっていた。

サンターガタに辿り着いたあとは、SUV市場への進出がランボルギーニの工場にどれほどの騒動を引き起こしているのかおこしているを調べるつもりでいたが、いまやるべきは、間違いなくランボルギーニの名に相応しいモデルとして記憶されることになるこの究極の1台を味わい尽くすことだ。

ひとも羨むような旅には違いないが、同時にいくつかの興味深い質問も湧いてくる。例えば、どうすれば完璧すぎるものを創り出すことなどできるのだろうか?

幅広い能力

最新のエンジニアリングは、この21万5000ポンド(2852万円)のプライスタグを掲げたペルフォルマンテのような、コーティングされたチタニウム製コンロッドを持つサーキット専用モデルでさえ、グランドツーリングにも対応可能な幅広い能力を与えることに成功している。

独立したカップホルダーやドアポケット、さらにはグローブボックスさえ持たない(意図的だろうか?)にもかかわらず、このクルマがニュルブルクリンクの最速ラップを更新したことを考えれば、これまでのところその乗り心地は称賛すべきものだ。

ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ
ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ

さらに、ボディ外側の3色ストライプに合わせた見事なステッチを持つレザーのバケットシートの快適性にも驚かされた。

ペルフォルマンテのエグゾーストバルブを閉じると、このクルマを乗せてユーロトンネルを横断するカートレインは、世界でもっとも長く、野性的なオーストラリアの民族楽器、ディジュリドゥへと姿を変えたが、同時にペルフォルマンテにも節度がもたらされたようだ。

このクルマではドライバーの右足首の角度と、ストラーダとスポーツ、そして過激なコルサという3つのドライビングモードを選択することによって抑制した走りも可能だが、すべてドライバー次第となる。

 

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