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国内試乗

2019.07.12

ナチュラルな電子制御 ランボルギーニ・ウラカン・エボ 国内サーキット試乗

ランボルギーニ・ウラカン・エボ

文・吉田 匠 

編集部より

ランボルギーニ・ウラカン・エボに吉田 匠が試乗。LDVI(ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ)の完成度を中心に、エボならではの価値を探ります。

もくじ

ウラカン・エボ、何が違う?
どのようなメニューだったか
自分がコントロールしている実感
スラロームとドリフトにトライ
ペルフォルマンテも捨て難いが……
ランボルギーニ・ウラカン・エボのスペック

ウラカン・エボ、何が違う?

パワーが640㎰もあるスーパースポーツをサーキットで走らせるという仕事は、ワクワクするほど魅力的である反面、かなり緊張するタスクでもある。

ましてやその舞台が、しばらく走っていないコースであって、しかもいつ雨が降ってきてもおかしくない空模様だったりすれば、なおさらのことだ。

そのスーパースポーツとは、ランボルギーニ・ウラカン・エボ、ランボルギーニのV10モデル、ウラカンに今年加わった新仕様で、同シリーズのトップパフォーマンスモデル、ペルフォルマンテと同チューンのエンジンを搭載すると同時に、ペルフォルマンテとは異なるシャシーダイナミクスによって、新次元のドライビングを実現したとされるクルマだ。

まずパフォーマンスをチェックすると、チタン製空気バルブを採用して排気システムに改良を加えた自然吸気V10エンジンは、基本ペルフォルマンテと同じ仕様で、5.2ℓの排気量から640㎰/8000rpmのパワーと61.2kg-m/6500rpmのトルクを絞り出し、7段DCTを介して4輪を駆動する。

乾燥重量は1422kg、パワーウエイトレシオは2.22kg/psという超絶な値になる。

結果、加速は0-100km/hが2.9秒、0-200km/hが9.0秒で、最高速325km/h以上なる鮮烈な数字をマーク、100km/hからのフルブレーキングでは31.9mで停止するという。

だが、エボにとってそれ以上に重要なのは、LDVI(ランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ)と呼ばれるシャシーダイナミクスの分野だ。

それは、新採用された後輪操舵と4輪に作用するトルクベクタリングシステムを中心とする動的挙動制御の中央処理システムで、クルマの挙動からドライバーの次の動きとニーズを予想して、完璧なドライビングダイナミクスを判断するものだという。

バージョン2.0にアップグレードされた磁性流体ダンパーを備えるアルミ製4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションや、電動パワーステアリング、それにノーズ、サイド、リアおよび床下のディテールがリデザインされて空力的に一段と洗練されたボディなどが、そのLDVIによる制御を物理的に支える。

ちなみに後輪操舵は2年ほど前にアヴェンタドールに採用されているが、ウラカンには今回のエボが初採用となる。

一方、ストラーダ、スポーツ、コルサの3モードをドライバーが任意に選べるANIMAコントローラーも、従来から備わっているとはいえ、ドライビングダイナミクスに関する重要なアイテムのひとつだといえる。

 
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