新型フォルクスワーゲン・ゴルフ8代目 発表直前情報 後編 内外装/テクノロジー

2019.10.03

8代目ゴルフが直面する問題

VWのID.3に対する野心に耳を傾けていると、次期型ゴルフの存在を見落としがちだ。VWはID.3の発売初年となる来年の世界販売台数で6桁を目指しているという。素晴らしい。しかし、依然としてゴルフは世界で最も売れているモデルの1つであり、昨年は世界で73万台以上を売り上げた。トヨタ・カローラの93万台にはおよばないものの、ゴルフは欧州で人気が高く、VWはそれを維持したいと考えている。

8代目ゴルフが挑まなければならない難題の1つは、7代目ゴルフが築き上げた全方位にわたる魅力を維持することだ。VWはエンジン・ラインナップやトリムレベルを整理しようとしているが、それで今までのように、あらゆる年代・収入の人々をカバーすることは難しいだろう。

フォルクスワーゲンID.3
フォルクスワーゲンID.3

一方で、新型ゴルフに採用される多彩な先進テクノロジーは、これまでゴルフが評判を得てきた人間工学的な使いやすさや、品質に対する満足度を落とすことがあってはならない。特に後者において、ID.3は発表イベントで展示された量産前試作車を見る限り、7代目ゴルフの水準に達しているとは思えなかった。ゴルフの伝統的な美徳のすべてを保つことは、非常に困難な仕事に思われる。われわれは息を詰める思いで、その仕上がりを見守るしかない。

 

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