【ホンダNバン キャンピングカー】「軽」ベース、予算200万円台 商業施設に出店するワケは?

2019.12.31

サマリー

写真は、軽商用車「ホンダNバン」で作ったキャンピングカー。ショッピングモールに出店した「トイファクトリー」は、新たな顧客層を狙います。

もくじ

南町田グランベリーパークに出店
「Nバン」がベース 内装は?
荷室に収納も 新たな顧客を狙う

南町田グランベリーパークに出店

text&photo:AUTOCAR JAPAN編集部

社会生活を営んでいく上で、心身をリフレッシュする時間は貴重だと思う。

隙間時間に仲間とバーベキューコンロを囲ったり、家族で山や河原に出かけるひと時は、誰もが憧れる豊かさの形ではないか。

ホンダの軽商用車をベースにしたトイファクトリーのキャンピングカー、Nバン・テントカー・コンプリート。
ホンダの軽商用車をベースにしたトイファクトリーのキャンピングカー、Nバン・テントカー・コンプリート。

アウトドア・アクティビティの世界は深い。その中で、手軽に自然のなかへ踏み出すレジャー・ツールとして注目されているのが、軽便なキャンピングカーの所有だ。

この日ふらりと立ち寄ったのは、東京近郊にリニューアル・オープンした商業施設「南町田グランベリーパーク」。明るいウッドのパネルで構えた一角が、キャンピングカー専門店「トイファクトリー東京店」である。

同店にはホンダN-VAN(エヌ・バン)、スズキ・ジムニー、トヨタ・ハイエースなどをベースにしたキャンピングカーが展示され、若い家族連れや、シニアのご夫婦で賑わっていた。

「Nバン・テントカー・コンプリート」(N-VAN TentCar)は、ホンダの軽商用車「Nバン」をベースにしたコンプリート車両。税別の車両本体価格が、174万3000円〜184万3000円という設定がニュースである。

写真の展示車は、ルーフキャリア、サイクルキャリア、サイドオーニング、スペシャルカラーを装備したもので、200万円台の半ばで購入できる。

キャンピングカーは大型サイズで値段が高い、と思い込んでいた取材陣には実に新鮮なプライスタグである。

「Nバン」がベース 内装は?

例えば、トヨタ・ハイエース・シリーズをベースにしたトイファクトリー社のラインナップは、車両本体価格が300万円台~700万円台となっている。

取材時に展示されていたハイエース・スーパーロング・バンをベースにした「GT」は、税別の車両本体価格が540万円。エアロソーラー・システム、19インチ・カーシアター・システム、1500Wインバーター、電子レンジという豪華な装備を含めて、約679万円という上級品なのだ。

ベッドマットに防汚・抗菌対策を施してあるのは、ファミリー層には嬉しいところ。
ベッドマットに防汚・抗菌対策を施してあるのは、ファミリー層には嬉しいところ。

Nバンで作った手ごろな価格のキャンピングカーに話を戻そう。軽商用車がベースとなれば、どうしても気になるのは、室内空間の広さだと思う。

開発陣にとってもそこが腕の見せ所だったそうだ。トイファクトリーは「コンフォート・フルフラット・ベッドキット」という答えを出した。

前はダッシュボード、後ろは荷室の最後尾まで、フラットな車室を実現するベッドマットである。運転席・助手席エリアを含めて段差がない光景は、「軽は狭い」という固定観念を覆すインパクトがあり、足を伸ばして過ごす自分を想像してしまう。

マット自体は一般的なものよりクッション材に厚みがある。コンプリートカーなら、追加のマット台やスペーサーを必要としないので、ヒトが乗ってもグラつかずに安定していたのが印象に残った。

 

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