アルファ・ロメオ・ジュリア 10年経た美貌 最高峰のFRシャシー 200万以下で探せる前期型 理想はQV 【UK中古車ガイド】

公開 : 2026.02.25 18:05

登場から10年経った2代目ジュリア 中古車ならコンパクトカー並みの予算で サルーン屈指の軽快感 低くない信頼性 予算が許すならクアドリフォリオ UK編集部が中古車で魅力を再確認

中古車ならコンパクトカー並みの予算で

美しい上級サルーン、アルファ・ロメオジュリアの発売から、もう10年が経過した。数10億ポンドという巨額を投じたジョルジオ・プラットフォームを採用し、同ブランドでは1980年代以来となる後輪駆動で、運転の楽しさが追求されている。

生産終了も噂されたが、バッテリーEVの次世代が仕上がるまでの延命が決定。2027年まで、注文できることへ喜んだ読者はいらっしゃるだろう。同時に中古車なら、コンパクトカー並みの予算で迎え入れることも、可能になってきた。

アルファ・ロメオ・ジュリア(フェイスリフト前/英国仕様)
アルファ・ロメオ・ジュリア(フェイスリフト前/英国仕様)

これまで小改良を何度か受けているものの、登場から殆ど変わらないスタイリングは今でも魅力的。塗装色は更新され、2023年に片側へ3灯並ぶLEDヘッドライトを得ているが、年式を問わず美しいことに変わりはない。

他方、インテリアはアップデートで大幅に変化。当初の内装はアウディA4へ及ばず、8.8インチのタッチモニターはBMW 3シリーズへ劣っていた。それでも、2023年にメーターパネルもモニター式に。物理スイッチが多いのは強みといえる。

サルーン屈指の鋭敏さ 信頼性も低くない

ジュリアのエンジンで主力となっているのが、2.0L 4気筒ガソリンターボ。200psか280psを発揮し、車重1.5tと軽いサルーンを活発に走らせる。燃費も14.0km/L前後と良好で、最高峰だと評価できるFRシャシーとの相性も素晴らしい。
沈着な姿勢制御で、操舵感はサルーン屈指なほど鋭敏。操縦系の調和した重み付けが、操る自信を引き上げる。握りやすいステアリングホイールには豊かなフィードバックが伝わり、アクセルとブレーキのペダルも扱いやすい。

ステアリングコラムへ固定された金属製パドルを弾き、ZF社製8速ATのギアを選べば、良く回るエンジンを一層楽しめる。信頼性が低くないことも、強みといえる。

アルファ・ロメオ・ジュリア(フェイスリフト前/英国仕様)
アルファ・ロメオ・ジュリア(フェイスリフト前/英国仕様)

英国編集部のオススメは、充実装備のスーパーやスペチアーレ、ベローチェだろう。2.2Lディーゼルも、悪くないチョイス。予算が許すなら、ハイエンドのクアドリフォリオを選びたい。もっとも、どのジュリアでも鮮やかに日常を彩ることは間違いない。

新車時代のAUTOCARの評価は?

ドイツ御三家が退屈だとお感じなら、ジュリアへ目を向けてみて欲しい。称賛すべき部分が、多いことへ気付けるはず。完成度では及ばなくても、ファッショナブルでスポーティ。周囲とは異なる、新鮮な喜びを得られるだろう。(2016年5月12日)

アルファ・ロメオ・ジュリア(フェイスリフト前/英国仕様)
アルファ・ロメオ・ジュリア(フェイスリフト前/英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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