絶妙の足まわり!プジョー2008GTハイブリッドは今が熟れ時【日本版編集長コラム#70】

公開 : 2026.02.22 12:05

AUTOCAR JAPAN編集長ヒライによる、『日本版編集長コラム』です。最近乗ったクルマの話、取材を通じて思ったことなどを、わりとストレートに語ります。第70回は『プジョー2008GTハイブリッド』の話です。

2019年デビューのロングライフモデル

プジョー3008が搭載する1.2L直列3気筒ターボのマイルドハイブリッドが、名機の予感がすると書いた前回。続いて、同じパワーユニットを搭載する『プジョー2008GTハイブリッド』に乗ることになった。

2代目となる現行2008は2019年デビューということで、ロングライフモデルとなっている。本国デビュー時から1.2Lガソリン、1.5Lディーゼル、EVの3本立で、全て日本にも導入されてきた。

1.2L直列3気筒ターボのマイルドハイブリッドを搭載する『プジョー2008GTハイブリッド』。
1.2L直列3気筒ターボのマイルドハイブリッドを搭載する『プジョー2008GTハイブリッド』。    平井大介

個人的に歴代モデル取材を通じて、いいパッケージだなぁと思い続けている。使い勝手だけでなく長距離での乗り心地もよく、特にディーゼルは最強だと思っていて、新車価格の総額計算だけでなく、中古車サイトを検索したのは一度や二度ではない。

取材車は2023年にフェイスリストを受けたモデルで、このハイブリッドは昨年8月に日本導入開始。現在はこのパワーユニット1本となっている。

全長4305mm、全幅1770mm、全高1580mmと、以前1550mmに収まっていた全高がシャークフィンアンテナの分だけ伸びたのは惜しいが、日本の公道で使用するには相変わらずいい大きさだ。

今回も感じることができた長距離の強さ

久しぶりに対面すると、だいぶ洗練されたなぁというのが第一印象。乗り込むと背が高いモデルということで、ドライビングポジションも少し高めで見晴らしがよく、その結果、走行中のストレスが少なく感じた。

それは前回3008でも書いたiコクピットと筆者の相性がいいことも関係しているはずだが、同じく前回も指摘した2重グラフィックのメーターはふたたび酔いそうになった……。

メーター位置が高く小径ステアリングとなるiコクピットを採用する2008。
メーター位置が高く小径ステアリングとなるiコクピットを採用する2008。    平井大介

他に気になったのは、エンジンスタートボタンの反応がワンテンポ遅く感じることと、これは同じシフトを採用する他モデルとも共通するが、スポーツモードなどを切り替えるノブとマニュアルモードのスイッチが、ブラインドだとわかりにくいこと。

いずれも所有すれば慣れるのかもしれないが、今回の約1週間の試乗では馴染むことができなかった。あと念のため書いておきたいのは、ナビが装備されていないため、アップル・カープレイやアンドロイド・オートなどを駆使する必要があることだ。筆者は前者を使用した。

さて、長距離の強さは、今回も感じることができた。シートの作りがよく疲れが少ないのだ。新世代ではタッチ式になったスイッチが物理式なのも使いやすかった。

内装のステッチがイエローなのは、最近のプジョーらしく適度にスポーティ。イルミネーションの色が変えられるので、ステッチに合わせてイエローにしたら、かなりいい雰囲気になった。ボディカラーのオブセッション・ブルーも実にプジョーらしくて、かなり好みである。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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