【フォードと共同開発】新型フォルクスワーゲン・アマロック 中型ピックアップ デザインスケッチを公開 2022年発売予定

公開 : 2020.03.25 10:50

VWが、フォードと共同開発した新型アマロックのイメージを、初めて披露しました。両社のアライアンス締結後の初めてのモデルとなり、プラットフォームや生産ラインを共有していく可能性があるとされています。

戦略的な第一歩

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)

フォルクスワーゲンは、フォードと共同開発した新しいアマロック・ピックアップの最初のイメージを披露した。

両社は昨年、商用車と電気自動車を含む、広範囲に及ぶ「グローバル・アライアンス」を締結している。

フォルクスワーゲン・アマロックのデザインスケッチ
フォルクスワーゲン・アマロックのデザインスケッチ

2022年に発売予定の次世代のアマロックは、同意後に発売された最初のモデルで、フォルクスワーゲンは「戦略的な第一歩」と評している。

今回披露された、新しいアマロックのデザインスケッチからは、最新のトゥアレグに見られるような、大胆でアグレッシブなグリルと、アメリカ向けのアトラスSUVのような箱型のホイールアーチが確認できる。

プラットフォームを共有化か

フォードのピックアップ、レンジャーに使用されているプラットフォームを、ベースとする可能性が高く、これが、フォルクスワーゲン商用車部門のコスト削減目標を達成するためのキーとなると言われている。

確認はされていないが、プラットフォーム共有契約により、特定の市場向けのアマロックが、フォードの工場で生産される可能性がある。

VWトゥアレグ
VWトゥアレグ

これにより、米国への輸入時に課せられる、小型および中型トラックの関税を支払わずに米国で販売することが可能となる。

フォードとフォルクスワーゲンの合意には、フォード・トランジットのプラットフォームをベースにしたVWバンおよび、VWグループのMEBアーキテクチャを採用したフォード電気自動車が含まれる予定となっている。

おすすめ記事