【Iconaのラインも】フェラーリ、生産を再開 マラネッロ/モデナの両工場 新型コロナウイルス

公開 : 2020.05.05 11:20

フェラーリの工場が再開しました。新型肺炎による一時閉鎖を乗り越え、従業員たちがファクトリーに。IconaシリーズのモンツァSP1、SP2を製造するLSSラインから、再稼働後の写真が届きました。

5/4~ 稼働再開

イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリが、マラネッロとモデナの工場において、生産活動を再開した。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる稼働停止は、跳ね馬の歴史において最も長い閉鎖期間となった。

フェラーリの工場で生産が再開。V12用生産ラインの特別セクション「LSS」で組み立てられるモンツァSP2。
フェラーリの工場で生産が再開。V12用生産ラインの特別セクション「LSS」で組み立てられるモンツァSP2。

徐々に生産を軌道に乗せていき、5月8日 金曜にはフル・オペレーションの状態に戻す計画だという。

モンツァSP1、SP2を生産

今回発表された工場の写真には、「LSS(Linea Serie Speciali:スペシャル・シリーズ・ライン)」というV12用の特別生産ラインにおいて、フェラーリ・モンツァSP1、モンツァSP2が製造される様子が写っている。

シングルシーターがモンツァSP1、2座がSP2で、Icona(イーコナ)と題したスペシャル・シリーズの第1弾である。

V12用生産ラインの特別セクション「LSS」で組み立てられるモンツァSP1。
V12用生産ラインの特別セクション「LSS」で組み立てられるモンツァSP1。

何よりもピープル・ファーストというメッセージを掲げ、準備を進めてきたフェラーリ。共用エリアの見直し・使用する際のルール作り、希望者への抗体検査の実施といった、従業員たちの健康を守る様々な手立てを採り入れてきた。

また、こうした新しいルールを教育するトレーニング・セッションを1週間かけて行ってきた。

同じイタリアでは、ランボルギーニも同日から工場を再稼働している。

おすすめ記事