まるで背の高いゴルフ フォルクスワーゲンTロック(初代)【UK中古車ガイド】 万能的モデルを1万ポンド以下で

公開 : 2026.06.09 18:05

フォルクスワーゲンらしい姿と能力に長けたシャシーを備える、初代Tロック。多くの人の要望へ応える万能的クロスオーバーを、最近はお手頃に探せます。2代目が発表されましたが、UK編集部が魅力を再確認です。

フォルクスワーゲンらしい姿と動的能力に長けたシャシー

優れた操縦性と実用性を備えた、上品な見た目のファミリカーを現実的な価格で探すなら、第一候補に加わる1台はフォルクスワーゲン・ゴルフだろう。加えて、流行りのSUVがご希望で、高めの視界で運転したいなら、Tロックということになる。

逞しいエンジンを積み、ブランドらしいスタイリングをまとい、動的能力に長けたシャシーを備えるTロックは、多くの人の要望へ応えてくれる。最近は、1万ポンド(約210万円)以下で悪くない初代を探せるようになってきた。

フォルクスワーゲンTロック(2017〜2025年/初代/英国仕様)
フォルクスワーゲンTロック(2017〜2025年/初代/英国仕様)

プラットフォームは、MQB。小柄なボディに合わせて、スポーティな調整を受けており、SUVへイメージする以上に機敏に身をこなす。全高が低めのプロポーションも、走りを意識して設計されたことを表している。

ステアリングは反応が良く正確で、運転する自信と安心感を生んでくれる。路面の凹凸をサスペンションは巧妙に均し、乗り心地も快適。ダイナミック・シャシーコントロールを実装する例なら、スポーツ・モードで一層意欲的な走りにも興じれる。

背の高いゴルフのように峠道を運転できる

オススメのエンジンは、英国仕様では189psの2.0L 4気筒ガソリンターボ。平均燃費は11.0km/Lに届かないが、滑らかで力強く、背の高いゴルフのように峠道を運転できる。そこまでのパワーが必要なければ、150psの1.5L 4気筒ターボも良いだろう。

1.0L 3気筒ガソリンターボや1.6L 4気筒ディーゼルターボは、少々非力。燃費重視なら、150psを発揮する2.0L 4気筒ディーゼルターボが望ましい。太いトルクで扱いやすく、燃費は18.0km/L前後を期待できる。

フォルクスワーゲンTロック(2017〜2025年/初代/英国仕様)
フォルクスワーゲンTロック(2017〜2025年/初代/英国仕様)

インテリアは、部分的にプラスティッキーながら、洗練されたデザインで堅牢性も充分。英国の場合、8.0インチ・タッチモニターや10.3インチ・メーターモニターは、SELグレード以上で標準装備だった。大人4名がゆったり座れる空間があり、荷室も広い。

スポーティな見た目通り、運転する喜びを与えてくれるクロスオーバー、Tロック。万能選手的なフォルクスワーゲンを、今ならお手頃価格で我が物にできる。

新車時代のAUTOCARの評価は?

小型クロスオーバーの中で、多くを凌駕する内容にあるTロック。手頃なサイズとスポーティな走り、SUVらしい実用性、ブランドらしいスマートさが融合した、魅力的なモデルへ仕上がっている。快適性にも優れた、理想的な1台だ。(2018年1月24日)

フォルクスワーゲンTロック(2017〜2025年/初代/英国仕様)
フォルクスワーゲンTロック(2017〜2025年/初代/英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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