プジョー新型『e-208 GTi』市販版公開! 308以来5年ぶり高性能モデル復活 出力はシリーズ最強の282ps

公開 : 2026.06.09 12:05

プジョーが新型『e-208 GTi』の量産モデルを公開しました。コンセプトモデルからほぼ変わらず、スポーティなデザインと専用チューンのシャシーを採用。人気の高い「GTi」バッジの復活となります。

コンセプトモデルと変わらない姿で量産化

プジョーは、新型の高性能EV『e-208 GTi』の量産モデルを公開した。今週末に開催されるル・マン24時間レースで一般公開する予定だ。

新型e-208 GTiは昨年、コンセプトモデルとして発表されたが、今回披露されたのは完全な市販仕様だ。プジョーによれば、デザインはコンセプトモデルに「驚くほど近い」という。欧州では今後数か月以内に販売店に並ぶ予定だ。

プジョーe-208 GTi
プジョーe-208 GTi    プジョー

プジョーのGTiシリーズとしては、2021年に生産終了した人気モデル『308 GTi』以来となる新型であり、かつシリーズ史上最もパワフルなモデルでもある。フロントに搭載された1基の電気モーターから最高出力282psと最大トルク35.1kg-mを発生し、0-100km/h加速は5.7秒とされる。ライバルであるアルピーヌA290をわずかに上回る性能だ。

基本構造としては、アバルト600eアルファ・ロメオジュニア・エレットリカ・ヴェローチェ、そして近日発売予定のオペル/ヴォグゾールコルサGSEと密接な関係にある。そのため、コーナーでの機敏性を高めるための機械式リミテッドスリップディファレンシャルも搭載される。

シャシーは専用チューン、英国価格は約650万円?

標準の『e-208』に比べて126psという大幅な出力向上に加え、特注の油圧式バンプストップ、リアアンチロールバー、そしてレスポンスを高めるとされる独自のステアリングチューニングも採用されている。

また、車高は30mm低くなり、トレッド幅もリアで27mm、フロントで56mmと大幅に拡大されている。これにより、安定性とスタンスが向上しているという。

プジョーe-208 GTi
プジョーe-208 GTi    プジョー

コンセプトモデルで予告されていた通り、スポーティな印象を与えるリアスポイラーとディフューザー、力強いフロントリップ、さらに伝説的な『205 GTi』の特徴でもある「ペッパーポット」デザインからインスピレーションを得た18インチアルミホイールが採用されている。

さらなる詳細は6月12日(金)に明らかになる。プジョーは、ル・マン初参戦から100周年を記念し、フランス的ルーツを称えて赤、白、青に塗装された3台のGTiをサーキットに送り出す予定だ。

e-208 GTiの英国での販売は、年末頃より開始される。標準仕様のe-208の英国価格は約2万8000ポンド(約600万円)であるため、e-208 GTiは3万ポンド台半ば(約650~700万円)になると予想される。これはアルピーヌA290とほぼ同等の価格帯だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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