熟成のボルボを実感 スタイリッシュすぎるステーションワゴン『V60』の話(前編)【日本版編集長コラム#85】

公開 : 2026.06.07 12:05

AUTOCAR JAPAN編集長ヒライによる、『日本版編集長コラム』です。最近乗ったクルマの話、取材を通じて思ったことなどを、わりとストレートに語ります。第85回はXC60に続いて乗った『ボルボV60』話、その前編です。

年々少なくなるステーションワゴン

2回に渡ってレポートした『ボルボXC60』のプラグインハイブリッド話。実は続けて、『ボルボV60T6 AWDプラグインハイブリッド』に乗ることができた。XC60では1000kmほど走ったが、こちらはスケジュールの関係で400km程度となる。

V60のようなボルボで言うエステート、つまりステーションワゴンは年々少なくなっており、同クラスで探せばメルセデス・ベンツEクラスBMW5シリーズ、フォルクスワーゲンパサートアウディA6などドイツ車勢がラインナップされるものの、SUVに比べ影は薄くなってきている。

取材車は『ボルボV60T6 AWDプラグインハイブリッド』。
取材車は『ボルボV60T6 AWDプラグインハイブリッド』。    平井大介

ちなみに2024年の数字だが、日本でのボルボの販売数はXC40の3982台がトップ。これにXC60の2362台が続き、V60は1858台と健闘している。その後はEX30が1762台、XC90が1141台という順番。グローバルの順位になるとV60はここに入らないので、日本ではまだまだワゴンが売れているわけだ。

ちなみに今、『売れている』と打とうとして『熟れている』と変換ミスをしてしまったのだが、結論から書けば前回までレポートしたXC60同様、V60も熟れに熟れた、魅力あるモデルとなっていた。

V60のラインナップを確認

さて現在、日本に導入されるV60は昨年7月に仕様変更を受け、以下のモデルをラインナップしている。いずれも2L直列4気筒ターボ+モーターとなる、そのスペックと合わせて確認してみよう。

V60プラスB4:価格659万円
V60ウルトラB4:価格719万円
●エンジン:最高出力197ps(145kW)/最大トルク300Nm
●モーター:最高出力8.5kW
●車両重量:1690kg(プラスB4)1710kg(ウルトラB4)
●タイヤサイズ:225/50R17(プラスB4)235/45R18(ウルトラB4)

パワートレインは2L直列4気筒ターボ+モーターのプラグインハイブリッド。
パワートレインは2L直列4気筒ターボ+モーターのプラグインハイブリッド。    平井大介

V60ウルトラT6 AWDプラグインハイブリッド:価格919万円
●エンジン:最高出力253ps(186kW)/最大トルク350Nm
●モーター:最高出力52kW(前)107kW(後)
●車両重量:2050kg
●タイヤサイズ:235/40R19

ボディサイズは全長4780mm、全幅1850mm、全高1430mm、ホイールベース2870mm。トランスミッションは8速AT、サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンク。

プラグインハイブリッドのEV走行は、91kmというカタログ数値だ。

なお、2月には『V60クラスカントリー』の最終仕様となる『ウルトラB5 AWDクラシック・エディション』が200台限定、価格819万円で登場しており、ひと足早く、そのモデルライフを終えようとしている。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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