【価格/スペック/デザインは?】新型BMW M3/M4、欧州で発表 歴史とともに紹介

公開 : 2020.09.24 22:33

新シャシー ボディ剛性アップ

M3とM4のシャシーは、M340iとM440iのシャシーをベースに、アルミニウムを多用したダブルウィッシュボーン(フロント)と5リンクのリアサスペンションとアダプティブ・ダンピング・コントロールを組み合わせている。

アロイホイールはフロントが18インチ、リアが19インチで、それぞれ275/40、285/35プロファイルタイヤを装着している。

BMW M4
BMW M4    BMW

フロントキャンバーの増加、各スプリングとダンピングレートの向上など、独自のサスペンション設定となっている。

また、フロントのトレッドは1617mm、リアは1605mmと、先代よりもそれぞれ34mm-38mm増加している。

BMWのM部門は、M3とM4のボディ剛性を高めるため、さまざまな工夫を凝らしている。エンジン・ベイの前部とフロント・サスペンション・タワー、そしてサブフレームを備えたリアボディにはブレースが装備されている。

両車ともに、可変レシオを特徴とするMサーボトロニック・ステアリング・システムが標準装備されているほか、ブレーキ・システムのM専用バージョンが採用されており、2種類のブレーキ・レスポンスとペダル・フィールを設定することが可能だ。

インテリア M専用装備が充実

インテリアでは、M340iとM440iを踏襲し、新開発のMスポーツシートを採用。ベンチレーターも初めて選択できる。

また、走行モードを簡単に操作できるMモード・ボタンを備えたMスポーツステアリングホイール、M専用デザインのデジタルメーターやインフォテインメントシステムなど専用パーツが装備されている。

BMW M3
BMW M3    BMW

標準装備としては、クラウドベースの衛星ナビ、アップル・カープレイとアンドロイド・オートに対応したBMWのライブ・コックピット・プロフェッショナルをはじめ、トライゾーン・クライメート・コントロール、LEDアンビエントライトなどがある。

新しい運転支援システムも多数用意された。

M専用グラフィックを採用した最新世代のヘッドアップ・ディスプレイ、カメラを使って車両周辺の映像を記録する「BMWドライブ・レコーダー」、超高輝度レーザー・ヘッドライトなどをオプションとして選ぶことができる。

また、M3とM4には、オプションのMドライブ・プロフェッショナル・システムも新たに追加された。

このシステムには、ダイナミック・スタビリティ・コントロールを10段階に調整できるMトラクション・コントロール機能や、通常のラップ・タイマー機能に加えて走行データを記録・評価するドリフト・アナライザーが搭載されている。

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