【意外と知られていないことも】新型フェアレディZプロトタイプ発表 歴代フェアレディZを振り返ってみた

公開 : 2020.09.25 05:50

新型フェアレディZプロトタイプが発表されて、早くも1週間が過ぎました。あたらしいモデルを知るには、従来のモデルもおさらいすべきでしょう。新型モデルに引き継がれたものが、明らかになります。

もくじ

初代フェアレディZ 瞬く間に人気に
仕向地によって仕様が異なる初代Z
「西部警察」で知られる2代目
V型6気筒エンジン初搭載3代目
ビッグマイナーチェンジした3代目
平成に入って初のフルモデルチェンジ
フェアレディZの復活 ニスモ、関わる
長寿モデルとなった現行フェアレディZ

初代フェアレディZ 瞬く間に人気に

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)

先日、ついに一般公開された「フェアレディZプロトタイプ」。詳細なスペックはおろか、発売日すらアナウンスされていないが(そもそも発売されるかどうかも)、早くも話題の中心となったのは喜ばしいところ。

そんな注目のフェアレディZプロトタイプは、歴代Zのデザインからインスピレーションを得たということなので、ここで一度、歴代フェアレディZを振り返ってみたいと思う。

、スポーツカーとしての実力も海外のスポーツカーに匹敵するものを持っており、海外、特に北米市場では瞬く間に人気車種となった。
、スポーツカーとしての実力も海外のスポーツカーに匹敵するものを持っており、海外、特に北米市場では瞬く間に人気車種となった。    日産

初代フェアレディZが登場したのは1969年のことであり、それまでのダットサン・フェアレディの後継車として誕生した。

先代のフェアレディも国産オープンスポーツカーのパイオニアとして知られるモデルであったが、フェアレディZはオープンではなく、クローズドボディを持った近代的なGTマシンに生まれ変わっていたのだ。

ロングノーズ、ショートデッキというスポーツカーの不文律を守ったスタイルの初代フェアレディZは、見た目だけではなく、スポーツカーとしての実力も海外のスポーツカーに匹敵するものを持っており、海外、特に北米市場では瞬く間に人気車種となった。

そもそもフェアレディZ自体が北米市場でのイメージリーダーとなるべく生まれたモデルだった。その目論見は見事に的中したということになるだろう。

仕向地によって仕様が異なる初代Z

日本では直列6気筒の2Lエンジンを搭載してデビューした初代フェアレディZであるが、北米市場では2.4Lエンジンを搭載。

74年には2.6L、75年には2.8Lと北米の排出ガス規制をクリアしつつスポーツカーらしい動力性能を保つために排気量の拡大が続けられていた。

日産フェアレディZ(1969年)
日産フェアレディZ(1969年)    日産

一方の日本仕様は、同時期のスカイラインGT-Rに搭載されていたS20型エンジンを搭載した「Z432」をラインナップしたほか、71年には北米仕様と同じ2.4Lを搭載したモデルを追加。

トップグレードの「240Z-G」には、いわゆるGノーズと呼ばれるノーズピースとオーバーフェンダー、アクリル製のライトカバーが備わっていた。

また74年にはホイールベースを延長しリアシートを備えた「2by2」を追加。翌75年には排出ガス規制に適合するために燃料供給装置をキャブレターからインジェクションへと変更する改良がなされている。

全世界で54万台ほどが販売された初代の後を受けて1978年8月に登場した2代目モデルは、初代のデザインを踏襲したものとなっているが、全幅が広がってよりスポーツカーらしいフォルムを実現した。

エクステリアはキープコンセプトながらシャシーは一新されており、リアサスペンションは乗り心地の向上を狙ってセミトレーリングアーム式に変更されていた。

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