【価格/スペック/デザインは?】新型BMW M3/M4、欧州で発表 歴史とともに紹介

公開 : 2020.09.24 22:33

BMW M3の歴史

E30 製造:1986~1991年 エンジン:4気筒 1990-2467cc 最高出力:191-238ps 重量:1165-1360kg

この記念すべき初代M3は、元々はドイツのDTMレースシリーズのためのホモロゲーションスペシャルとして作られたもので、5000台しか生産される予定がなかった。

だが、最終的には1万8000台近くが生産され、その中には、ボアアウトされたシリンダーを備えた限定生産のスペシャルモデルも含まれていた。また、コンバーチブルも用意された。

E36 製造:1992~1999年 エンジン:6気筒 2990-3201cc 最高出力:286-316ps 重量:1460-1515kg

BMW M3(E30)
BMW M3(E30)

6ポットエンジンを搭載し、新たにセダンボディが追加されたにもかかわらず、E36は初代のような伝説的な存在になることはなかった。しかし、最近は人気が高まっている。

また、SMGオートマチック・マニュアル・トランスミッションを搭載した最初のM3でもある。7万台以上が製造された。

E46 製造:2000~2006年 エンジン:6気筒 2990-3201cc最高出力:286-316ps 重量:1460-1515kg

ドライバーの視点から見ても最高のM3の1台として広く知られているE46は、E36のパフォーマンスを踏襲しつつ、快適性を向上させている。

装備を簡略化したCSLバージョンも登場したが、セダンは用意されなかった。エステート(ワゴン)のプロトタイプが作られたが生産されることはなかった。

E90/E92/E93 製造2007~2013年 エンジン:8気筒 3999-4361cc 最高出力:420-450ps 重量:1580-1810kg

2000年代半ば、BMWはM3の公式を覆し、定評のある直列6気筒を廃止して、パワフルかつ高回転のV8を採用した。

この変更には多少の賛否両論はあったものの、ライバル車との差別化が図られたほか、セダンのボディスタイルも復活した。

注目すべきは、不器用なSMGに代わってデュアルクラッチ・トランスミッションが新しく採用されたことだ。

F80 製造2014~2019年 エンジン:6気筒 3027cc ツインターボ 最高出力:430-500ps 重量:1572-1622kg

F80は直列6気筒エンジンを搭載することでM3のルーツに立ち返ったが、ターボチャージャーを初めて採用するなど、一工夫を加えている。

最大トルクは大幅に増大し、ワイルドなハンドリングを実現した。しかし、新排ガス規制の影響で生産は早期に終了。クーペモデルは初めてM4と名付けられた。

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