50年前のヨーロッパ旅行で見た街角のクルマ 垂涎のコレクターズ・カーたちが現役で走っていた時代【GW特別企画】

公開 : 2026.05.04 07:05

笹本健次総編集長が撮った50年前の秘蔵写真をご紹介するGW特別企画です。今回は、50年前にヨーロッパ旅行で撮影した現地の様子をご紹介します(当記事は2025年2月2日掲載の連載コラムを再編集したものとなります)。

50年前の欧州旅行の写真を発掘

以前、50年前の志賀高原のスキーリゾートに集まった懐かしいクルマたちの特集を2回にわたって掲載し、読者の大好評をいただいた。

当時の私は、すでに鉄道写真を撮る事は止めていたが、各地に遊びに行った際には、少しずつクルマのスナップを撮っていたのである。むろん、未だ、ネコ・パブリッシングは影も形もないころの話だ。

50年前のパリの街角。路上駐車しているポルシェ356やフォード・カプリ、ルノーサンク、メルセデスなどが見える。
50年前のパリの街角。路上駐車しているポルシェ356やフォード・カプリ、ルノーサンク、メルセデスなどが見える。    笹本健次

スキーリゾートの写真も、パーキングに並んでいるクルマが面白かったので、つい沢山撮ってしまったが、SUVしかいない今と比べ、スポーツカーだってゴロゴロいる当時のスキーリゾートのクルマ事情が伺えて貴重な記録となったと思う。

そこで今回は、発掘したこれらの写真の中から、ヨーロッパ編として、大学卒業時に初めて23日間の『ヨーロッパ一周バスの旅』に参加した時のスナップ写真をご覧に入れよう。

ちなみに、件の旅行はパンナムの世界一周001便を使って南回りでベイルートまで行き、トランスファーして初めての欧州の地、ローマに降り立ち、そこから、延々バス旅でイタリア、フランス、オランダ、ドイツ各地を巡り、最後にドーバー海峡を渡って英国に到着。今度はヒースロー空港からアンカレッジ経由で羽田に戻るという、ハードスケジュールの旅であった。

こう書いてきて、何と懐かしいことかと思う。アンカレッジ空港のうどんを食べ、日本食が久しぶりでとても美味しく感じられたのも懐かしい思い出だ。

アルファ・ロメオ1300GTジュニア

ローマからナポリ・ポンペイに向かう途中の、アウトストラーダで出会ったアルファ・ロメオ1300GTジュニア。

追い越し車線をカッ飛んできて、我々のバスを一気に抜き去っていった、感動の一瞬。

アルファ・ロメオ 1300GTジュニア
アルファ・ロメオ 1300GTジュニア    笹本健次

アルピーヌA310

パリ市内で駐車していたアルピーヌA310は、まだデビューしたばかり。

先代のA110から大きく変貌してシャープなデザインとなってしまったが、パリの町並みには良く似合っていた。

アルピーヌA310
アルピーヌA310    笹本健次

シトロエンGS

パリ郊外の田舎道を走るシトロエンGSは当時、日本でも一世を風靡した1台。

ハイドロニューマチックサスペンションで車高を上げて、砂利道を疾走していった。

シトロエンGS
シトロエンGS    笹本健次

マセラティギブリ

夕暮れのパリの、華やかなショーウインドウの前に停まるマセラティ・ギブリの、何ともゴージャスなことか。ボディカラーも街並みに似合っていた。

その後ろに停まるは、アルファ・ロメオのジュリア・クーペ。イエローレンズのヘッドライトが、パリの街角を感じさせる。

マセラティ・ギブリ
マセラティ・ギブリ    笹本健次

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    笹本健次

    Kenji Sasamoto

    1949年生まれ。趣味の出版社ネコ・パブリッシングのファウンダー。2011年9月よりAUTOCAR JAPANの編集長、2024年8月より総編集長を務める。出版業界での長期にわたる豊富な経験を持ち、得意とする分野も自動車のみならず鉄道、モーターサイクルなど多岐にわたる。フェラーリ、ポルシェのファナティックとしても有名。
  • 編集

    戎大介

    Daisuke Ebisu

    1972年生まれ。学生時代はゲージュツを志すもネコ・パブリッシングの関連企業に就職し、個人売買情報誌クアントや通信販売SCENA、自社広告などの制作に携わる。その中で取材/撮影から執筆/デザイン/編集までを1人で完パケする仕事スタイルを確立し今に至る。現在は甲府は湯村温泉で半ば隠者となりながら、当サイトのスペシャルショップと常磐ホテルSNS更新で命脈をつなぐ。写真機材はクルマメディアの現場では他に出逢わないPENTAX。

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