【マイチェンの変更点は?】ホンダ・オデッセイ改良新型、デザイン刷新 価格/発売日は? 触れずに開くスライドドアも

公開 : 2020.11.05 11:30  更新 : 2021.10.11 09:36

改良新型オデッセイ 内装

マイナーチェンジで大きく変わったのは外観だけではない。インテリアも一新されている。

インストゥルメントパネルは、新しい金型による新デザインとなった。

オデッセイe:HEVアブソルートEX(ブレミアムスパークルブラック・パール)の前席内装。
オデッセイe:HEVアブソルートEX(ブレミアムスパークルブラック・パール)の前席内装。    上野和秀

横基調でシンプルなデザインを採用し、上品な質感の加飾パネルを、視界に入りやすい上部に。また、触り心地の良いソフトパッドを、手の触れやすい位置へと配置している。

メーターもデザインを変更した。従来型は、中央に大型スピードメーターを配し、その内側に3.5インチの液晶モニターを採用し、デザインに少し古さを感じさせていた。

そこでメーターの左側を7インチの高精細フルカラー液晶パネルとし(右側はアナログのスピードメーター)、タコメーター/パワーメーターといった車両情報や、安全支援の情報など、多彩にわかりやすく表示できるようになった。

センターダッシュ上のカーナビゲーション(オプション)用モニターも、クラス・トップレベルの10インチを採用。このモニターは、パーキング・アシストなどのマルチビュー・カメラシステムにも対応する。

また、運転席側の収納式ドリンクホルダーを追加したり、助手席側にリッド付きのインパネ・アッパーボックスを新たに設定するなど、室内収納がより使いやすくなっている。

改良新型オデッセイ パワートレイン

内外装は大きく変わったオデッセイだが、パワートレインは基本的に従来型をキャリーオーバーしている。ただし、2.4Lの直噴エンジンは廃止された。

ガソリン・エンジン仕様は、2.4L(2356cc)の直列4気筒 DOHC iーVTEC。最高出力は175ps/6200rpm、最大トルクは23.0kg-m/4000rpmを発生。

オデッセイe:HEVアブソルートEX(ブレミアムスパークルブラック・パール)の後席内装。
オデッセイe:HEVアブソルートEX(ブレミアムスパークルブラック・パール)の後席内装。    上野和秀

トランスミッションは、マニュアルモード付きのCVTを組み合わせる。駆動方式は2WD(FF)が基本だが、4WDも設定されている。

ハイブリッド仕様は、2L(1993cc)の直4 DOHC iーVTECエンジンに2モーターを組み合わせ、最近発表されてきたホンダのハイブリッド車と同様に「e:HEV」の呼称が採用されている。

エンジンは145ps/6200rpmと17.8kg-m/4000rpmを発生。モーターは184ps/5000-6000rpmと32.1kg-m/0-2000rpmを発揮。駆動方式は、FFのみとなる。

エンジン車、ハイブリッド車とも従来型とパワースペックは変わっていないが、ハイブリッドのプログラミングなどはアップデートされているという。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

関連テーマ

おすすめ記事

 

ホンダの人気画像