【1950年代風のスタイリング】新型アレス・ワミ・ラリック・スパイダー 内装はクリスタル採用

公開 : 2020.12.14 18:05

イタリアのアレス・デザインは、新型ワミ・ラリック・スパイダーを発表しました。1950年代のスポーツカーを彷彿とさせるクラシカルなスタイリングが特徴的です。インテリアの装飾はフランスのラリックが担当しています。

クリスタルメーカーが装飾を担当

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ロータスCEOのダニー・バハールが率いるアレス・デザインから、最新モデルのワミ・ラリック・スパイダーが登場した。1950年代を彷彿とさせるデザインを採用しており、同社がこれまでに製作したものとは「全く異なる」モデルだという。

デジタル・レンダリングにより生まれたモデルであり、歴史あるクラシックスポーツカーからインスピレーションを得たスタイリングとなっている。

アレス・ワミ・ラリック・スパイダー
アレス・ワミ・ラリック・スパイダー    アレス・デザイン

アレスはデザインのベースとなったモデルを特に挙げていないが、「エッグクレート」と呼ばれるフロントグリルとサイドベントはフェラーリ250 GTを、突き出たヘッドライトはBMW 507を彷彿とさせる。

わずか12台の限定生産で、すでに受注が始まっている。価格は明らかにされていないが、昨年発表されたパンサーの46万1000ポンド(6434万円)と同等と予想されている。

アルミニウムを多用したレトロなインテリアは、フランスのクリスタルメーカーであるラリックによって繊細な装飾が施されており、ダッシュボードにはイングリッシュ・オーク製のダイヤルが採用されている。

パワートレインの詳細は未発表だが、少なくともマニュアル・トランスミッションを搭載していることは確認できる。大口径の排気口と長いボンネットから、8気筒以上の大排気量エンジンの搭載が予想される。

「プロジェクトが進めば進むほど、ラリックと共同開発しているこのクルマの美しさと独自性をより高く評価するようになりました。過去にわたし達が制作したものとは全く違うものです」

「ワミ・ラリック・スパイダーは宝石のように究極のラグジュアリー・アクセサリーになるでしょう。ドライバーは、1950年代のコート・ダジュールやアマルフィ海岸のように、素晴らしい傑作に乗って旅をする魅力を味わうことができるでしょう」

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