【大きさ/価格/航続距離は?】トヨタ、超小型EVのシーポッドを発売 個人向け販売は2022年を目途に計画 

公開 : 2020.12.25 19:45

シンプルなデザイン 安全性は?

エクステリアは、キャビンをブラックアウトし、LEDヘッドランプ、LEDリアコンビネーションランプも取り込み凝縮感とEVデザインとして特徴的なグラフィックを創造した。また、毎日使う充電、給電インレットをヘッドランプの間に配置し、扱いやすさにも配慮した。

外板は樹脂製とし軽量化を追求。ボディカラーには、キャビンのブラックに、鮮やかなシアンメタリック、アクティブで深みのあるオレンジメタリックなどと組み合わせたツートーンカラーを全5色設定。加えて、キャビンに加えボディもブラックアウトしたスリートーンカラーを、全3色から選択可能。

トヨタ・シーポッド
トヨタ・シーポッド    トヨタ

また、インテリアでは、1100mmの室内幅に、大人2人が並んで座れるシンプルな室内空間を実現。インストルメントパネルには、メーターを中心とする機能系装備をホワイトのセンタートレイ上に配置。スイッチ類もセンターパネルに集約することで利便性も高めた。

安全面では、軽自動車向けの基準をもとに、新たに設定された超小型モビリティ用の安全基準に対応する。万が一の事故に備え、衝突エネルギーを多くの部材へ効率よく分散吸収させる構造の採用などにより、前面、側面、後面など、あらゆる方向からの衝突に対して安全性を追求した。また、歩行者への衝撃を緩和する歩行者傷害軽減ボディを採用することで歩行者事故の際の安全性を高めた。

さらに、車両(昼夜)、歩行者(昼夜)および自転車運転者(昼間)を検知可能なプリクラッシュセーフティを標準装備した。また、低速走行時における、壁などの障害物との衝突回避または被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナーも設定し、日常生活での安全な走行をサポートする。

今回発売が開始されたシーポッドは、2グレードを展開し、価格は、165万円(x)と171万6000円(G)。

シーポッドの主要諸元

車両区分(道路運送車両法):軽自動車/超小型モビリティ(型式指定車)
全長×全幅×全高:2490×1290×1550mm
ホイールベース:1780mm
最低地上高:145mm
車両重量:670-690kg
最小回転半径:3.9m
乗車定員:2名
モーター型式:1RM(交流同期電動機)
定格出力:2.6kW
最高出力:9.2kW
最大トルク:5.7kg-m
動力用主電池:リチウムイオン電池
一充電走行距離(WLTCモード値クラス1):150km
交流電力量消費率(WLTCモード値クラス1):54Wh/km
充電時間(普通充電 単相200V/16A):約5時間(満充電)
充電時間(普通充電 単相100V/6A):約16時間(満充電)
最高速度:60km/h
タイヤ:155/70R13

トヨタ・シーポッド
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