ディフェンダーやランドクルーザーに対抗 新型7人乗りプラグインハイブリッドSUV『BYD Ti7』今年後半に欧州発売

公開 : 2026.05.26 07:25

BYDは新型の7人乗りプラグインハイブリッドSUV『Ti7』を今年後半に欧州へ投入する計画です。タフで力強い外観のTi7は、同ブランドの新たなフラッグシップモデルとして位置づけられています。

高性能のPHEVシステム搭載

BYDは今年後半、欧州向けラインナップに7人乗りプラグインハイブリッドSUV『Ti7』を追加する。人気の高いランドローバーディフェンダーへの対抗馬となるだろう。

Ti7は、サイズ的にはディフェンダーの110と130の中間に位置し、BYDが新たに開発した高性能の「DM-p」パワートレインを採用する。

BYD Ti7
BYD Ti7    BYD

このパワートレインは、ターボチャージャー付き1.5Lガソリンエンジン、2基の電気モーター(前後に1基ずつ)、および35.6kWhのリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーで構成される。

英国仕様の詳細はまだ明かされていないが、BYDは0-100km/h加速タイムを4.8秒、電気のみでの航続距離を127kmとしている。

スクエアで厚みのあるTi7のスタイリングは、ディフェンダーやトヨタランドクルーザーといった伝統的なSUVを彷彿とさせる。角ばったエッジとトランクに搭載されたスペアタイヤホルダーが特徴だ。

モノコック構造で日常志向のクルマ

英国ではBYDブランドから販売されるが、実質的には今年後半に投入予定のデンツァ『B5』の大型版にあたる。

本国中国では、B5とTi7の両モデルとも、BYDの若者向け高級ブランドであるファンチェンバオ(方程豹、Fangchengbao)から販売されている。

BYD Ti7
BYD Ti7    BYD

Ti7がデンツァとして販売されない理由について、BYD UKの広報担当者はAUTOCARに対し、ボディ・オン・フレーム構造のB5はオフロード車として構想されたが、モノコック構造のTi7は必ずしもオフロード性能を必要としない購入者を対象としているためだと説明した。

中国では、Ti7にはBYDの急速充電技術「フラッシュ」に対応したバッテリーEV版も用意されており、最大1500kWの充電が可能だ。

英国では今年、こうした急速充電器300基のネットワークが整備される予定だが、EV版のTi7が英国市場に投入されるかどうかは定かではない。

Ti7の価格は数週間以内に発表される予定だ。最高価格5万9025ポンド(約1260万円)の電動SUV『シーライオン7』を上回る、BYDのフラッグシップモデルとして位置づけられる可能性が高い。

7月に開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、Ti7が英国デビューを果たす可能性もある。BYDは過去2年間、同イベントで大きな存在感を示してきた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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