ライバルはBMW iX3やメルセデスGLC EQ ボルボEX60 P10(2) 確かな感動を与える電動モデル 2027年にはクロスカントリーも
公開 : 2026.05.25 18:10
ボルボのベストセラーモデル『XC60』クラスの電動版、EX60が登場。グレードは、80kWhと374psのP6から112kWhと680psのP12まで。美しく上品な内外装に、期待通りの滑らかな走り。UK編集部が初試乗です。
もくじ
ー走り出しからボルボへ期待する通り
ー正確なステアリングとスムーズな乗り心地
ー円滑に動作する運転支援システム
ー確かな感動を与える電動のボルボ
ーボルボEX60 P10 AWDウルトラ(欧州仕様)のスペック
走り出しからボルボへ期待する通り
XC60の電動版といえる、EX60。座り心地が素晴らしいシートへ身を委ね、ブレーキペダルを踏みながらセレクターでDを選べば、発進準備は整う。少し動作が不安定だったが、手持ちのスマートフォンをクルマのキーにできる機能も備わる。
走り出しから、印象はボルボへ期待する通り。平穏に先を急げ、いざとなれば機敏に加速・回頭してくれる。回生ブレーキの変更はタッチモニターを介する必要があるが、どの設定でも直感的に速度を調整でき、気になる癖も感取されなかった。

374psのシングルモーター、P6でも速さには不満なし。ツインモーターのP10では、背中がシートへ押し付けられる勢いを召喚できるが、過剰な程ではない。総合680psのP12は試していないが、相当鋭く加速するに違いない。
正確なステアリングとスムーズな乗り心地
ステアリングホイールは適度な重み付けで、路面からのフィードバックは希薄ながら、反応は正確。グリップ力に優れ、カーブへ飛び込んでもボディロールは抑制され、コーナリングはアンダーでもオーバーでもなく、ニュートラルといえる。
ワインディングでも、ある程度の充足感を得られるはず。トラクション・コントロールは保守的な制御で、積極的に操って楽しめるタイプではないが。

サスペンションは、P6ではスチール製コイルと周波数感応式ダンパーの組み合わせ。P10以上では、アダプティブダンパーがペアを組む。2027年に追加予定のEX60 クロスカントリーには、悪路性能を高めるべく、エアサスペンションが用意されるという。
乗り心地は、アダプティブダンパー版ではスムーズでフラット。路面の凹凸を、滑らかに処理していた。周波数感応式ダンパーは、荒れた路面でやや揺れを残すものの、安定性はプレミアムSUVへ相応しい。英国でチューニングしたという成果が、表れている。
円滑に動作する運転支援システム
高度な運転支援システムを実装するが、動作は優秀といえる。制限速度警告はボタン1つでオフにでき、ドライバー監視や車線維持支援は、本当に必要な場面以外は反応しない様子。アダプティブ・クルーズコントロールも、円滑に機能していた。
シートベルトには、最新機構を実装。プリテンショナー・モーターが備わり、重大な事故時には火薬式のテンショナーが動作するのは従来通りながら、カメラやレーダーの情報を元に、引き締め量の制御も可能としている。乗員の体型でも、調整されるという。

今回の試乗での電費は、P6で6.4km/kWh。P10では、5.7km/kWhを記録した。急速充電は、最高370kWへ対応する。
英国価格は、シングルモーターで5万6860ポンド(約1194万円)からが予定されている。ツインモーターのトップグレードは、7万360ポンド(約1478万円)へ上昇する。






































































































































































































