【日産の遊び心】ノート・プレイ・ギア・コンセプト 実は市販品で再現可?

公開 : 2021.03.24 05:45  更新 : 2021.10.13 12:14

ホイールとピンストライプの遊び心?

前述のように、特別なボディカラー以外はすでに市販されている部品たちでほとんどが構成されているノート・プレイ・ギア・コンセプト。

ただ、われわれが簡単にマネできない部分があるとすれば、足元を彩るホイールかもしれない。

ノート・プレイ・ギア・コンセプト
ノート・プレイ・ギア・コンセプト    日産

純正では最大でも16インチとなる新型ノートだが、このコンセプトモデルには17インチのホイールに205/50ZR17のミシュラン・パイロットスポーツ4が組みあわされている。

この17インチホイールこそが日本国内ではなかなか入手することができない、欧州マイクラの「TEKNA」グレードが装着しているホイールなのだ。

そのホイールをベースにボディと同じくマットダークグレイメタリックへカラーチェンジをし、マットピンクゴールドのストライプを施しているのである。

ピンストライプといえば、フロントグリルと両サイド、リアゲート下部とルーフボックスにもマットピンクゴールドのものが描かれているが、一部不自然に曲がりくねっていることにお気付きだろうか?

実はこの部分、2021年の「21」を表しており、2019年から日産はその年号の下2桁をコンセプトカーに入れ込んできていたのだ。

ちなみに2019年は「ジューク・パーソナライゼーション・アドベンチャー・コンセプト」でジューク=「19」というもの。

2020年は「スカイライン400Rスピリット・コンセプト」のボディサイドにゼッケン風に「20」という文字が入れ込まれていた。

このように遊び心も満点の日産のコンセプトカーは3月24日から3月31日まで、日産グローバル本社ギャラリーに展示されるので、機会があればぜひその目で確かめていただきたい。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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