『レンジローバー・ヴェラール』後継、デザイン全面刷新でハイブリッド&EV導入か 次期主力として期待大

公開 : 2026.07.08 07:45

レンジローバー・ヴェラールの後継となる新型電動SUVの詳細が、徐々に明らかになってきました。斬新なデザイン、マルチパワートレイン戦略、英国での生産計画など、現在判明している情報をまとめてお伝えします。

重要な新モデルがまもなくデビュー

ジャガーランドローバー(JLR)は、『レンジローバー・ヴェラール』の後継となる新型の電動SUVを間もなく発表する見込みだ。BMW iX3、メルセデス・ベンツGLCボルボEX60などに対抗するモデルで、内燃機関バージョンも後に続くことが確認されている。

現在、開発の最終段階にあり、今後6か月以内にデビューすると見られている。2022年の『レンジローバー・スポーツ』以来となる完全新型モデルだ。

レンジローバー・ヴェラール(現行)
レンジローバー・ヴェラール(現行)

JLRは待望のフラッグシップモデルである『レンジローバー・エレクトリック』と『ジャガー・タイプ01』に注力しており、いずれも年末までに公開する予定だ。その後、レンジローバー・ヴェラールの後継や、新しいエントリーモデル『ディフェンダー・スポーツ』(仮称)など、より量販志向の電動モデルの導入に移行する。

これらのモデルは、新開発のEMAプラットフォームをベースとする。EMAは当初、EV専用として計画されていたが、その後、ハイブリッド・パワートレインにも対応することが確認された。

ハイブリッド・パワートレインに対応

JLRは先週、今後のジャガー車はすべてEVとなり、最上位のレンジローバーには内燃機関とEVが用意される一方、最初のEMA採用車については、「将来的にフルハイブリッドのパワートレインを提供することで柔軟性を確保する計画」であると述べた。

このハイブリッド・パワートレインは「JLRのパワートレインラインナップへの新たな追加」とされており、現在使用されている内燃機関とは異なるものであることが示唆されている。

レンジローバー・ヴェラール(現行)
レンジローバー・ヴェラール(現行)

レンジローバー・ヴェラールの後継モデルに続いて、「ディフェンダー・ファミリーからの新モデル」が登場する予定だ。これはディフェンダー・スポーツと見られており、こちらもハイブリッドおよびEVが用意される。

ジャガー・ランドローバーはこの動きについて、内燃機関ベースのパワートレインに対する世界的な需要が依然として存在することを認識したものであり、EMAをマルチフューエル・プラットフォームとして提供するという以前の計画に沿ったものだと述べた。

当初検討されていたように、小型モデルにレンジエクステンダーシステムを搭載するかどうかは、まだ不明である。

セダンのようなボディ形状へ変更

レンジローバー・ヴェラールの後継となる新型車は、JLRの元デザイン責任者ジェリー・マクガバン氏の指揮下でデザインされた最後のモデルの1つである。

欧州ではプロトタイプによるテスト走行が確認されており、従来の車高の高いツーボックス型のSUVシルエットから離れ、より滑らかで流線型のデザインを採用している。車高が低く、セダン(サルーン)のような雰囲気を醸し出し、サイドビューはポールスター4やDS No8に似ている。

レンジローバー・ヴェラール(現行)
レンジローバー・ヴェラール(現行)

ルーフラインはリアに向かって鋭く傾斜しており、リアにはセダン風の小さなデッキが突き出し、サイドに沿って伸びることでリアフェンダーに力強い印象を与えている。

テスト走行中のプロトタイプではリアデッキがカモフラージュされていたことから、ジャガー・タイプ01と同様に従来のリアウィンドウを廃止し、デジタルバックカメラを採用するものと推測される。この設計により、ガラスパネル用のヘッダーレールが不要になるため、後部座席のヘッドルームが確保される。

JLRは新型車のデザインについてまだコメントしていないが、この大胆なフォルムは他のモデルとの差別化に寄与するだろう。純粋な実用性やオフロード性能よりも、長距離走行における洗練性を重視した位置づけだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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