スズキのインドでの子会社、マルチ・スズキは、デリー・モーターショーで、グロバール・シティ・カーとしてセレリオを発表した。このセレリオは来年1月にはヨーロッパ市場でも販売されるモデルで、アルトとスプラッシュに変わるモデルでもある。

セリオはアルトの経済性と価格を持ちながら、より広いスプラッシュの室内空間を兼ね備えたモデル。当初はAセグメントとしてアルトとスプラッシュと併売されるが、2015年から段階的にAセグメントはこのセリオ、1モデルに絞られる予定だ。また、ヨーロッパ・スペックのモデルは、3月のジュネーブ・モーターショーで発表される。なお、ヨーロッパ・モデルもタイに最近建設された工場で生産される。

スズキはヨーロッパ仕様についてはまだ固く口を閉ざしたままだ。

「セレリオはAセグメントとしては異例に広いインテリアを持ち、低いCO2エミッションを実現し、お財布に優しい価格を保っている。」とスズキは公式にコメントしている。

インド・スペックのセリオは、998cc3気筒のガソリン・エンジンを搭載。パワーは66bhp/6000rpm、トルクは9.1kg-m/3500rpmだ。標準的な5速マニュアル・ギアボックスとの組み合わせで、22.5km/ℓの燃費と100g/kmのCO2排出量を持つ。AUTOCARの予測ではヨーロッパ仕様も1.0ℓの3気筒ガソリン・エンジンを搭載するものと思われる。