ランボルギーニ5-95ザガート

公開 : 2014.05.30 23:35  更新 : 2017.06.01 02:12

先週イタリアで行われたヴィラ・デステ・コンクール・デレガンスで、ザガート・デザインのボディをまとったランボルギーニ、・ガヤルドが発表された。ネーミングはランボルギーニ5-95ザガートとされた。コレクターとして有名なアルバート・スピースがオーダーしたモデルで、ランボルギーニおよびフォルクスワーゲン・グループのデザイン・ディレクターであるウォルター・ダ・シルバの承認を得たモデルだ。

メカニカル・パッケージはガヤルドlP570-4がベースで、そこに日産キャシュカイのオリジナル・デザイナーであるステファン・シュヴァルツがカーボンファイバー・ボディを被せたもの。ちなみに、ランボルギーニとザガートの共同作業は、1965年の350GTZにまで遡る。

多くのエキゾティック・スポーツのコレクターとして知られるスピースは、ミラノのアトリエにオーダーしたこのモデルについて、「時間を超越したラインを作り出し、視覚的にも強いものをもつザガートについては常々評価をしている。官能的なデザインと最高のテクノロジーの融合は、イタリアでしか成し遂げられないと思っていた。5-95ザガートは、私のコレクションでも基本となる1台となるだろう。」とコメントしている。

この5-95ザガートは、ラプター・ザガートからインスピレーションを受けたモデルで、そのスポイラーの形状や、連続したガラスを特徴とする。これは1940年代にはじまり1980年代にも使用されたザガートのデザイン・テーマだ。また、ラプターよりは小型化されたものの、特徴的なダブル・バブル・ルーフの中央には、ルーフ・エア・インテークが取り付けられている。そのテールは切り落とされ、アクティブ・スポイラーが装備される。

ザガートのデザイナーとエンジニアは、フロント部分の割合を増やすために、エンジンをオリジナル・モデルよりも後方にマウントしている。

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