新型トヨタ・シエンタ、どう変わった? 価格/サイズ/内装/3列目シートを解説 2022年の注目ミニバン

公開 : 2022.08.24 05:45  更新 : 2022.08.27 02:05

ハイブリッドの燃費 28.8km/L!

パワートレインは、1.5Lのガソリンエンジンと、それにモーターを加えたハイブリッドの2種という組み合わせは、従来型と排気量は同じ。

だが、エンジンは別ものだ。

新型シエンタ5人乗り(ガソリン仕様)の内装。内装色はカーキ。
新型シエンタ5人乗り(ガソリン仕様)の内装。内装色はカーキ。    トヨタ

ガソリンエンジン車は、1.5Lのダイナミックフォースエンジン(120ps/14.8kg-m)に10速シーケンシャル・シフトマチックのダイレクトシフトCVTを組み合わせる。力強くダイレクトな走りを実現しながら、クラストップレベルのWLTCモード18.4km/L(2WD・5人乗り)という優れた燃費性能も達成。

ハイブリッド車は、1.5Lのダイナミックフォースエンジン(91ps/12.2kg-m)にモーターを組み合わせる。

フロントモーターは80ps/14.4kg-m、リアモーターは3ps/4.5kg-mというスペック。

システムの高効率化により、心地良い走りと、クラストップレベルのWLTCモード28.8km/L(2WD・5人乗り・Xグレード)を達成する。

駆動方式は、ガソリンエンジン車は2WD(FF)のみだが、ハイブリッド車は前述のリアモーターで駆動するEフォーを設定し、降雪時・雨天時における登坂発進時の安心感を向上させている。

また、プラットフォームはTNGAの「GA-B」をベースに新設計された。

主要な骨格を連結させた環状骨格構造とし、結合部の剛性を向上。軽量・高剛性ボディが、上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現している。

ADAS/装備について

安全・安心装備では、先進機能を付与し、機能向上した最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備した。

「プリクラッシュセーフティ」は、車両、歩行者、自転車運転者に自動二輪車(昼)を加え検知範囲を拡張し、衝突回避・被害軽減に寄与する。

新型トヨタ・シエンタZの荷室(7人乗り/ハイブリッド/内装色:カーキ)。3列目シートを収納した状態。
新型トヨタ・シエンタZの荷室(7人乗り/ハイブリッド/内装色:カーキ)。3列目シートを収納した状態。    AUTOCAR JAPAN

「プロアクティブ・ドライビングアシスト」は、運転の状況に応じたリスクの先読みを行うことで、歩行者、自転車、駐車車両に近づきすぎないよう、ドライバーの操舵/ブレーキ操作を支援するなど、対応する事故形態を一層拡大し、安心なドライブをサポート。

また、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の機能「アドバンストパーク」を設定。

ハンドル操作、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジの全操作を車両が支援するとともに、俯瞰映像に車両周辺の死角や目標駐車位置などを常に表示し、安全・安心でスムーズな駐車を実現する。

さらに、無線通信または販売店での有線接続により、常に最新のソフトウェアに更新可能な「ソフトウェアアップデート」、「コネクティッドナビ」対応のディスプレイオーディオを搭載、「車内Wi-Fi」、ドライブレコーダー(前・後方)、アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)など、一部はオプションだが、快適装備も充実している。

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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