新型メルセデス・マイバッハ「EQS 680 SUV」 最高級ブランド初のEV、4月17日公開へ

公開 : 2023.04.04 06:05  更新 : 2023.04.11 18:30

メルセデス・マイバッハは、ブランド初のEVとなる「EQS SUV」を4月17日に上海モーターショーで公開すると発表しました。メルセデス・ベンツEQS SUVの高級志向をさらに高めたEV専用モデルです。

最高級ブランドの電動SUV

メルセデス・マイバッハは、4月17日に上海モーターショーで新型の高級EV「EQS SUV」を発表する予定だ。オンラインでのワールドプレミアも同時に行われる。

2021年のミュンヘン・モーターショーで「コンセプトEQS」として初めて披露されたモデルの市販バージョンで、メルセデス・ベンツEQS SUVの高級志向をさらに追求する。マイバッハ初のEVで、1回の充電による航続距離は約600kmとされている。

2021年公開のメルセデス・マイバッハ「コンセプトEQS」
2021年公開のメルセデス・マイバッハ「コンセプトEQS」    AUTOCAR

ベンツのEQS SUVとは一線を画し、ブランドの特徴であるツートンカラーの塗装や、ファーストクラスの居住性を目指したキャビンレイアウトなど、マイバッハ特有の要素が採用される見込みだ。

マイバッハはEQS SUVの投入により、従来からのライバルであるベントレーロールス・ロイスに先んじてEV専用の超高級SUVを持つことになる。

マイバッハとAMGを統括するトップ・エンド・ビークル・グループの責任者、フィリップ・シーマー氏はコンセプトEQSについて、「メルセデス・マイバッハが、伝統を重んじる高級車ブランドからより先進的なEVの未来へ変革することを象徴しています」と語っている。

上海モーターショーに出典される「EQS 680 SUV」の詳細はまだ公開されていないが、AMG EQS 53セダンと同様のツインモーターを使用して、最高出力660psと100kg-m近いトルクを発揮すると予想される。

また、コンセプトEQSではリアシートをコンソールで仕切った4人乗りとなっていたが、EQS 680 SUVは3人がけのリアシートを備えた5人乗りとなる見込みである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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