ケータハム・セブンEV

車重700kg、最高出力326psのケータハムのEVプロトタイプ2台がグッドウッドでデビューした。このクルマは、セブン485(最高出力270ps)の0-100km/h加速3.4秒に匹敵するパフォーマンスと、サーキットで20分間フラットアウトできる十分なバッテリーパワーを持ち、150kWの充電器で15分でフル充電できることを目標としている。

ケータハム・セブンEV
ケータハム・セブンEV

ジンガー・ハイパーGT

米国の新興企業ジンガー(Czinger)によるハイパーGTは、「これまで生産された中で最もパワフルなグランドツアラー」と謳われている。サーキット走行に特化したジンガー21Cと同じ、最高出力1250psのハイブリッドの2.88L V8ツインターボをフロントに搭載する。ガルウィングドア、3Dプリントによるホイール、カメラ付きサイドミラーを備え、価格は75万ドル(約1億円)から100万ドル(約1億3800万円)と高額だ。

ジンガー・ハイパーGT
ジンガー・ハイパーGT

フェラーリKC23

レーシングカーの488 GT3を再構築したこの驚異的なマシンは、フェラーリの未来を予感させるもので、奇抜なエアロダイナミクス・デザインと取り外し可能なリアスポイラーを備えている。

フェラーリKC23
フェラーリKC23

フォードエクスプローラーEV

フォードの新時代が、グッドウッドでダイナミックなデビューを飾ったエクスプローラーEVから始まる。ヒョンデアイオニック5とほぼ同じサイズの電動ファミリーSUVであるエクスプローラーは、フォルクスワーゲン・グループのプラットフォームを使用し、「米国らしさ(American-ness)」という概念を中心にデザインされた。より高級志向へのフォードのシフトを示すクルマだ。新型フォード・マスタング・ダークホースや、この新型マッスルカーをベースとしたGT3およびGT4レーサーが、グッドウッドの丘に集結した。

フォード・エクスプローラーEV
フォード・エクスプローラーEV

ジェネシスGV80クーペ・コンセプト

このコンセプトカーは、韓国の高級車ブランドであるジェネシスのSUV、GV80のクーペバージョンだ。ジェネシスは、「よりエモーショナルでパフォーマンス志向のモデルであることを示唆し、将来への意思表明の役割を果たす」と語っており、これまでのジェネシスのどのモデルよりもはるかにスポーティなスタイリングとなっている。

生産が開始されれば、アウディRS Q8やポルシェカイエン・クーペに匹敵するモデルになると期待されている。

ジェネシスGV80クーペ・コンセプト
ジェネシスGV80クーペ・コンセプト

HiPhi ZとHiPhi Y

HiPhi(ハイファイ)は、グランドツアラーの「Z」とミドルサイズSUV「X」で英国デビューを果たした。Zはグッドウッド・ヒルクライムに登場し、ダイナミックなデビューを飾った。ツインモーターを搭載し、0-100km/h加速は3.8秒とされる。一方、新型「Y」はエレクトリック・アベニューでの静的展示となった。

HiPhi Z
HiPhi Z

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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