息を呑むような曲線美 シボレー・コルベット C3 LT-1 アメリカン・スポーツの代名詞(1)

公開 : 2023.11.11 17:45

望ましい内容のC3はLT-1エンジン

排気ガス規制と同時に、安全規制も強化。1973年に、スチール製のクロームメッキ・フロントバンパーは樹脂製のボディ一体型へ置換され、1974年にはリアバンパーも置き換えられている。

加えて1970年代初頭のアメリカは、不景気に沈んでもいた。コルベットも販売は伸びず、ラインナップの見直しも進められた。

シボレー・コルベット C3 スティングレイLT-1(1970〜1972年)
シボレー・コルベット C3 スティングレイLT-1(1970〜1972年)

それでも、1974年にコンバーチブルが追加。1980年代へ向けて徐々に販売数は回復し、1979年に過去最高となる5万3807台がラインオフしている。だが次世代へバトンを繋ぐのに望ましい内容といえたのは、LT-1を積んだC3だろう。

シボレー・コルベット C3 スティングレイLT-1(1970〜1972年/北米仕様)のスペック

北米価格:5192ドル(新車時)/8万ポンド(約1448万円)以下(現在)
生産数:4977台(LT-1のみ)
全長:4636mm
全幅:1753mm
全高:1214mm
最高速度:196km/h
0-97km/h加速:5.7秒
燃費:5.7km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:1395kg
パワートレイン:V型8気筒5736cc 自然吸気OHV
使用燃料:ガソリン
最高出力:375ps/6000rpm
最大トルク:52.3kg-m/4000rpm
トランスミッション:4速マニュアル(後輪駆動)

この続きは、シボレー・コルベット アメリカン・スポーツの代名詞(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・カルダーウッド

    Charlie Calderwood

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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