プロドライブ製作のVWゴルフ・ラリーカーを発表

公開 : 2014.11.05 22:40  更新 : 2017.06.01 02:11

プロドライブが製作を担当した7代目フォルクスワーゲン・ゴルフのラリーカーが発表された。このラリーカーは、フォルクスワーゲン・ゴルフSCRCというネーミングが与えられたモデルで、中国国内のラリー・チャンピオンシップに出場する。ドライバーはオーストラリアのクリス・アトキンソンだ。

プロドライブがこのモデルの開発に要したのは僅かに6ヶ月。WRCのルールに基いて設計が行われた。ロールケージや安全装備はFIAの基準を満たしているのに加え、主要コンポーネンツはWRCに適合するものが採用されている。

プロドライブ・モータースポーツのマネージング・ディレクターであるジョン・ガウは、「中国のレギュレーションは比較的自由で、それが短期間でこのラリーカーを造り上げる上でも助けになった。現時点では完全にFIAルールには則っていないが、オープン・クラス用に変更することは容易だ。そうすれば、ヨーロッパ、アジア、北アメリカ選手権にも出場することが可能だ。」語っている。

フォルクスワーゲンの現在のWRCカーであるポロWRCが1.6ℓのターボ・ユニットを搭載するのに対し、ゴルフSCRCはリストリクター付きの2.0ℓターボ・ユニットを搭載する。パワーは約300ps。ギアボックスはWRCの主流であるXトラックの6速シーケンシャルをを装備する。

数年前、プロドライブは一般的なラリー・モデルを制作した経緯があり、その経験がこのゴルフSCRCにも生かされている。そのため、短期間での開発が可能だったのだ。

エアロダイナミクスはすべてプロドライブの社内製。ボディはスティール製のゴルフ5ドアをベースにしているが、フレキシブルなカーボン・コンポジットのフロントおよびリア・バンパー、そしてウイングが付けられる。

サスペンションはプロドライブとオーリンの共同開発のダンパーを備えたマクファーソン・ストラットで、そのパーツは簡単に交換が可能なように設計されている。また、ブレーキにはAPレーシングのWRCスペックのものが与えられている。

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