ポルシェ・タイカン対抗馬 メルセデスAMG新型『GT 4ドア・クーペ』インテリア初公開 ハイテク満載コックピット

公開 : 2026.03.10 12:05

メルセデスAMGが新型EV『GT 4ドア・クーペ』のインテリアを公開しました。ドライバー重視のレイアウトで、ロータリーダイヤル、大型スクリーン、ルーフディスプレイなど、従来モデルと一線を画すデザインです。

ドライバー重視のレイアウト

メルセデスAMGは、新型『GT 4ドア・クーペ』のインテリアを公開した。今年後半に発売される予定で、ポルシェタイカンロータスエメヤと競合する高性能EVとなる見込みだ。

合計出力1360psの『コンセプトAMG GT XX』を発展させたモデルで、コックピットは次世代のデジタル機能とアナログな人間工学を融合させた、パフォーマンス志向の空間だ。

新型AMG GT 4ドア・クーペのインテリア
新型AMG GT 4ドア・クーペのインテリア    メルセデスAMG

中心的なのは3つのスクリーンを備えたフルワイドのデジタルディスプレイで、10.2インチのインストゥルメント・ディスプレイ、14.0インチのインフォテインメントパネル、そして助手席用の14.0インチタッチスクリーン(オプション)で構成されている。

インフォテインメントパネルとセンターコンソールはドライバー側へ角度がつけられており、左右対称の主流モデルとの差別化を図るとともに、3つの走行特性切り替えダイヤルの操作性を向上させている。「レスポンス・コントロール」はスロットルレスポンスの調整が可能で、「アジリティ・コントロール」はコーナリングでの旋回特性を変えることができる。3つ目の「トラクション・コントロール」は9段階の設定が可能だ。

「すべての運転制御を直感的に操作できるよう設計されている」とメルセデスAMGは説明する。

フラットボトム形状のステアリングホイールは他のAMGモデルと同様だ。触覚フィードバック付きの操作部と2つのコントロールダイヤル(ドライブモード用とサスペンション用)を備え、各ダイヤルには液晶ディスプレイが内蔵されている。コラム上の大型パドルは回生ブレーキを制御する。

ルーフはイルミネーション付き

GT 4ドア・クーペには標準で4座のバケットシートが装備され、後席は個別に折りたたむことが可能だ。あるいはより一般的な3人掛けベンチシートも選択できる。

一方、特異なツインパネル式パノラミックルーフはディスプレイとしても機能する。前席乗員の上方にAMGのエンブレムを投影でき、またアンビエントライトと調和したカラーのレーシングストライプのグラフィックを映し出すことも可能だ。

新型AMG GT 4ドア・クーペのインテリア
新型AMG GT 4ドア・クーペのインテリア    メルセデスAMG

走行性能と運転の没入感へのこだわりは、合成エンジン音と疑似変速機構にも表れている。これはヒョンデアイオニック5 Nを彷彿とさせ、既存の『EQE 53』や『EQS 53』といった電動セダンとの違いを際立たせるものでもある。

メルセデス・ベンツの元技術責任者マルクス・シェーファー氏は昨年、『コンセプトAMG GT XX』の発表時にAUTOCARにこう語った。

「騒音、音量、振動、ギアシフトの観点で、このクルマはどのようなフィーリングを持っているのか。それは感情に訴えかけるものでなければなりません。そうでなければ役目を果たせないのです。これがAMG車の本質であり、わたし達はそれをひとつひとつAMG GT XXに注ぎ込んだのです」

同氏はさらに、「V8やV12を搭載したレース志向の現行AMG車に見られるすべての要素を、このクルマでも期待できるでしょう」

新型AMG GT 4ドア・クーペは今春後半、ブランド初の専用設計EVとして正式にデビューする予定だ。これまでのAMGブランドのEVはすべて既存のメルセデス・ベンツ車をベースとしてきた。GT 4ドア・クーペに続いて、同じパワートレインとインテリアを備えた高性能SUVも間もなく登場予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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