コラム&エッセイ

2017.04.18

まだまだ頑張る現役編集長の奮闘録

松田芳穂さん夫妻の金婚式に参加して/スーパーカー・マーケットは好調です

松田芳穂さん夫妻の金婚式に参加して

松田芳穂さんと言えば、自動車趣味の世界で知らない人は居ないほどの方だ。

ポルシェ・ミュージアム、フェラーリ・ミュージアムの運営や、フェラーリ・ブランチの開催、そして、地球を股にかけてのイベントへの参加など、多くのことで、日本の趣味界を牽引してきた。

その松田さんご夫妻がめでたく結婚50周年を迎える、というので、FOCJ(フェラーリ・オーナーズ・クラブ・ジャパン)主催の金婚式のパーティーが開催された。

 

私はこれまで、個人的にも、とても言葉では言い尽くせないほど、松田さんにはお世話になっている。従って我が事のように喜ばしく、当然のことながら馳せ参じたのだが、本当にアットホームな雰囲気で楽しいパーティーであった。

松田さんと私の出会いは1970年代の後半で、軽井沢のミュージアムの本を作らせて頂いたのが切っ掛けとなり、その後、ポルシェ・ミュージアムやフェラーリ・ミュージアムのオフィシャル・ガイドブックも作成させて頂いた。

1990年代に入ると、松田さんの主導でフェラーリ・クラブ・オブ・ジャパンが出来、そこで、松田さんとご一緒させて頂いて、フェラーリ・チャレンジ・レースに参戦したのを皮切りに、ミッレミリア(イタリア本国の)、ツール・ド・フランス(現在のツアーオート)、ラグナセカ、フェラーリシェル・ヒストリック・チャレンジなど世界の主要なイベントには殆ど参加した。

中でも圧巻だったのは、1998年に行われた35周年記念のフェラーリ250GTOツアーで、無論、私はGTOのオーナーではないのだが、松田さんが2台のGTOを持ち込んだので、そのドライバーとして私も参加させて頂くことになった。

このイベントは、パリを出発し、5日間フランス各地をめぐり、モナコのホテル・ド・パリに到着する、というイベントであったが、本当に凄い内容で、いまでも、これ以上のものは無いと思われる素晴らしさであった。そして、このイベントの最後のパーティーには、奥様は着物で参加され、喝采をあびたのである。

21世紀に入ると、松田さんは、フェラーリへの多大な貢献が高く評価され、イタリア本国から勲章を授与された。これも本当に凄いことである。

 

現在、松田さんは、心機一転、新たに、松田さんの肝いりで作られたフェラーリ・オーナーズ・クラブ・ジャパンの最高顧問をされており、何とパーティーの翌日のフェラーリ・ブランチには、納車されたばかりのラ フェラーリ アペルタが展示されていた。

75歳になり、まだまだお元気で、このような高性能車を乗りこなす松田さんは、私にとって、そして、全てのクルマのエンスージァストにとって、あこがれであり、また、真に偉大な先達なのである。

 

スーパーカー・マーケットは好調です

このところ。ずっと輸入新車のマーケットは順調である。VW問題も乗り越え、何と12ヶ月連続前年超えを達成し、ひたすら頑張っている。同時に、スーパーカーと言われる範疇の車両の販売も、この1年でずいぶんと伸長した。

その筆頭はフェラーリで、726台という圧倒的な登録台数で第1位。前年の2015年も682台を販売しているから、6.5%の増加だ。

次に続くのが435台を売り上げたランボルギーニで、前年比では19.5%の増加である。3番目がアストン マーティンで、226台を販売した。前年比は、27.7%の増加である。更に凄い伸びなのがマクラーレンで、191台の登録だが、前年比は倍増し、何と96.9%増である。

 

この4メーカーを主要なスーパーカー・メーカーとすれば、合計1578台もの新車が、昨年だけで登録されたことになる。最低でも、2500万円以上する新車がこれだけ売れるのは、大変なことである。

景気がよくなった結果としてスーパーカーが売れた、などと、単細胞で脳天気なことを言うつもりはサラサラ無いが、実際にこのようなクルマを購入できる階層が増えていることは間違いなさそうだ。

今年の3月単月の新車の登録台数でも、引き続き各スーパーカー・メーカーは絶好調のようだが、驚いたことに、ランボルギーニが83台、フェラーリが71台で、一時的に逆転現象が起きてしまっている。

無論、ディーラーの決算などの特殊事情があったのだろうが、それでもランボルギーニの伸長は目を見張るものがある。

 

フェラーリは、このところ、ハングリー・マーケットを維持するため、生産台数を限定しているが、むしろ、フェラーリを所有しているオーナー向けに、SUVを作れば、今、足グルマとして他のメーカーのクルマを買わざるをえないフェラーリ・エンスージァスト達がこぞって買うはずである。

しかも、SUVが沢山売れたところで、フェラーリのブランド・イメージが毀損されることはないのだ。これはポルシェがすでに証明している。ぜひフェラーリもゴージャスで速いSUVを創ってほしいものである。

AUTOCAR JAPAN 編集長 笹本健次

1949年生まれ。趣味の出版社として知られるネコ・パブリッシングのファウンダー。2011年9月よりAUTOCAR JAPANの編集長を務め、2012年1月よりWeb版AUTOCARの編集長も兼務する。出版業界での長期にわたる豊富な経験を持ち、得意とする分野も自動車のみならず鉄道、モーターサイクルなど多岐にわたる。フェラーリ、ポルシェのファナティックとしても有名。
 
 
 

初試乗

記事一覧

モーターショー

記事一覧

特別企画

記事一覧

クラブインデックス

記事一覧

長期使用報告

記事一覧

イベント・カレンダー

記事一覧

ギャラリー

記事一覧

新刊&バックナンバー

記事一覧