クルマ漬けの毎日から

2021.01.31

昨年11月、クロプリー編集長は1991年製のロータス・エランを手に入れました。その住処は自宅の車庫ではなく、賃貸の専用ガレージに決定。イギリスの冬は湿気が気になる季節なので、管理には気を遣います。

【クロプリー編集長コラム】愛車ロータス・エランのガレージ

もくじ

はじめての本格ガレージ
ガレージとホテル 共通点
わかってきた! エランのこと

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

はじめての本格ガレージ

最近購入したロータス・エラン(M100系)を預けている、レンタルガレージへ行ってきた。このガレージは自宅の近くにある。

この日の目的は、写真を撮ることだった。というのも、まもなく姉妹メディアの「クラシック&スポーツカー」に、このエランについて寄稿することになったからだ。

ところで、これまで私は、ちゃんとしたガレージを持ったことがなかった。

イギリスでは冬が1年でもっとも湿気を感じる季節なので、今は特に我が家の車庫(兼納屋)で適切な管理をするのは難しい。そこで、買ったばかりのクラシックカーは、湿気の心配が無用で、また換気も行き届いたレンタルガレージで保管することにしたのだ。

そしてエランのバッテリーには、長期間つないだままにしておいても安心な、トリクル充電器を接続しておく。このガレージの賃貸料は、月に100ポンド(約1万3500円)。1万ポンド(約135万円)という安い価格で購入したクルマではあるが、このガレージ代を支払う価値は十分あると思っている。

ガレージとホテル 共通点

ところで、ガレージの選択に際して、いくつかのことを調べてみた。

わかったのは、安心してクルマを置いておけるガレージ選びと、ホテルの部屋選びには共通点があることだ。

クロプリー編集長は過去に8台のロータスを所有。このエランは9台目。

つまり、経済性を重視する人もいれば、壁に油絵が掛けられた空間にフェラーリ・デイトナを預けるために、月額400ポンド(約5万4000円)支払う人もいる。

これはホテルでいえば、前者は安いトラベルロッジ、後者はリッツといったところだろうか。

両者の料金はまったく異なる。だが、どちらもきちんとした宿泊設備を利用者に提供してくれる。

わかってきた! エランのこと

1週間後、再びエランのガレージへ行った。

天気は良くなかったが、古くて新しい我がエランを、ようやく地元のコッツウォルズで5kmほど走らせることができた。

そして、このクルマのおおよそのことがわかり、手に入れて本当に良かったと、あらためて思っている。さまざまな調整が必要ではあるが、この先楽しくチューニングをしていくだろう。

このエランは手放さず、ずっと手元に置いておきたい。

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