Juju(野田樹潤)ブログ

2023.09.29

ヨーロッパで活動するレーシングドライバー、Juju(野田樹潤)の2023シーズン。初勝利を挙げることができたEFOからの撤退することになった顛末、そして新しいモチベーションについて語ります。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第92話:EFO(ユーロフォーミュラオープン)から撤退します

もくじ

繰り返されたレギュレーション変更
車重の変更に翻弄され続けたシーズン
新しいチャンスをいただきました!

繰り返されたレギュレーション変更

Photo:T.Endo
Angelo Polleto
NODA Racing Consultants

前回のレポートから1か月以上の時間が空いてしまいましたが、皆さんお元気ですか? こんにちはJuju(野田樹潤)です。

わたしはレースがなかった8月前半に日本へ戻り、慌ただしい日々を過ごしました。すでにご覧になった方がいるかもしれませんが、テレビやウェブサイト、ユーチューブや雑誌などたくさんのメディアでわたしたちの活動を取り上げてもらうことができました。

7月に国際格式のF3レベルのレースであるEFO(ユーロフォーミュラオープン)に勝利したことの大切さや意味といったものを再確認させてもらうことができました。

優勝報告と同時に、今回は残念なお知らせもあります。

それは前回のレースをもって、今シーズンのNODAレーシングのEFO参戦が途中撤退というかたちになってしまったことです。

その理由は、シーズン途中に突然、2度目のレギュレーション変更がされたことが大きいです。それらはおもにわたしたちのチームに対してでした。

1つ目はわたしたちが使用している日本のエンケイ製のホイールの使用禁止でした。もちろんチームはシーズン前にきちんとホモロゲーションを確認してこれまで使用してきたのですが、その使用を禁止されてしまったのです。

エンケイはNODAレーシングの活動の理解者であり、スポンサーでもあります。そこでわたしたちが他のホイールを使用することなどできません。

もう1つの理由は、マシンのウエイトの追加でした。

記事に関わった人々

  • Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。4歳でKIDSカートデビューウィン。5歳で30cc/40ccダブルチャンピオン、9歳でFIA-F4の最年少デビュー。11歳、国際クラスFIA-F4マシンで「U-17大会」出場。2018年からF3に挑戦。2020年はデンマークF4参戦。2021年はアメリカF4 US→デンマークF4。2022年は「Wシリーズ」を中心に活動する。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」

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