ジャガーI-PACE ヒースロー空港のリムジンサービスに NOx排出の削減めざす

公開 : 2018.05.09 19:10

今夏にも最大200台のジャガーI-PACEのリムジンをヒースロー空港で利用できるようになります。これは電気自動車への転換が進む主要ブランドの最新の事例のひとつ。タクシー会社のUPSも、今年初頭に、セントラルロンドンのタクシー170台をEVに置き換えると発表しました。

もくじ

ジャガーI-PACE 空港リムジンに
EV促進、事例増加 タクシーも

ジャガーI-PACE 空港リムジンに

ヒースロー空港を利用するひとびとは、今夏にも最大200台のジャガーI-PACEのリムジンを使用できるようになる。新しい施策により、英国最大のEVリムジンサービスが完成する。

ジャガーと旅行サービス会社の「We Know Group」は契約を結び、はじめに50台を採用し、12カ月以内にさらに150台を追加する。

ヒースロー空港はこの電動リムジンにより、ターミナルを行き来する1日最大1000人の旅行客をサポートし、空港のNOx排出量を年間8t削減できるとしている。

I-PACEはジャガー初の完全EVモデル。90kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載し、最新のWLTPサイクルによれば、充電1回あたり最大489km走行できる。一方で、英国の標準的なリムジンの走行距離は1日あたり187kmだ。

ジャガーによると、I-PACE1台のサービス期間は2年間もしくは33796kmに設定される。これは伝統的な内燃機関を搭載したモデルよりも長く、長距離走行車のランニングコスト削減に役立つ。

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