VWとフォード 「世界規模の業務提携」発表へ 電動化/商用車にメリットか

公開 : 2019.01.15 17:20  更新 : 2019.01.15 17:22

フォルクスワーゲンとフォードは幅広い分野における「世界規模の業務提携」を、デトロイトモーターショー2019の会場で正式に発表する予定だといいます。電動化や自動運転技術、商用車の生産において、双方にメリットがあるようです。

もくじ

電動化/自動運転/商用車にメリット
VW/フォード それぞれの思惑は

電動化/自動運転/商用車にメリット

報道によれば、フォルクスワーゲンフォードは幅広い分野における「世界規模の業務提携」を、デトロイトモーターショー2019の会場で正式に発表する予定だという。

この提携には商用車や自動運転技術、電気自動車の共同開発が含まれる。

これらふたつの巨大自動車メーカーは既に商用車の開発で協業することを発表しているが、フォルクスワーゲンのヘルベルト・ディエスCEOは以前、2社が「他の分野における協業の可能性についても確認した」と語っていた。

情報筋はロイターの取材に対し、「将来的な自動運転や電気自動車の共同開発を含む協業についても契約締結が近い」と語ったという。

この戦略的提携に向けた計画は、合併や株式持ち合いを伴うことは一切なく、両社にとって数千億円に及ぶ研究開発費を節約でき、またプラットフォームや自動運転技術を共有することが可能になる。

情報筋がロイターに語った話によると、具体的に例を挙げれば、両社は自動運転技術の開発に要するリソースを共同で負担することができ、フォードはフォルクスワーゲンから「MEB」と呼ばれる電気自動車専用プラットフォームの供給が受けられ、フォルクスワーゲンはフォードの商用バン「トランジット」や「レンジャー」ピックアップ・トラックのアーキテクチャを使うことができるようになる。フォードの工場でフォルクスワーゲン車の生産も可能になる。

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