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2019.04.20

自動車メーカーを救えたかもしれない、輝いて消えたコンセプトカー 前編

クライスラー・ランボルギーニ:ポルトフィーノ(1987年)


クライスラー社は、ランボルギーニ社の買収を堂々と示唆するように、ランボルギーニ・ポルトフィーノと呼ばれるコンセプトカーを発表した。コンセプトカーは実走行も可能な作り込みで、合計4枚のシザードアは前後で別々の方向に開き、ミドシップされたV8エンジンはジャルパのものを流用していた。仮に量産化されても、コストの面でかなり困難だっただことは間違いなく、極めて高価な限定モデルとしてリリースされることになった。

その後のクライスラー社が直面する経営難は誰も知らなかったが、希少性があってもヒットすることはなかった。2019年の今では、このジャルパの延長されたプラットフォームに組み立てられたクライスラー製のモデルは、素晴らしいクラシックカーになっている。また1990年代のクライスラーのイメージも高めることにもつながったことは事実だ。

クライスラー社は、ダイムラー・クライスラーとなった後に経営破綻しフィアットの傘下となるなど、ブランド力には大きな影を落としてしまったことはご存知の通り。現在、ポルトフィーノは米国市場にわずか2台が残っている。

 
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