【驚きの体験】チーフテン戦車を操縦 売り先には注意 顧客には陸軍も 前編

2020.01.25

100字サマリー

ワイルド・スピードなどの映画にも出演した戦車を操縦してみました。クルマなど簡単に押し潰してしまう戦車ですが、その操縦方法も自動車とはまったく異なるものでした。さらに、英国のTV番組が改造したベントレーGTオフロード仕様など、興味深い存在が目白押しです。

もくじ

「作戦変更」
カークラッシャー
興味深いエンジン
頼りは潜望鏡
君子危うきに近寄らず

「作戦変更」

「作戦変更、戦車を手に入れた!」

そう、彼らが手に入れたのは戦車であり、わたしはいまその戦車に乗って、Tanks-Alotという名のトレーニングセンターに広がる戦場を走り回っている。

親切な看板が侵入者を寄せ付けない。
親切な看板が侵入者を寄せ付けない。

いま操縦しているのは、まさにワイルド・スピードEURO MISSIONに登場したチーフテン戦車だ。

冒頭のセリフは、高速道路を横断するように打ち込まれた鋼鉄製のケーブルによって、行く手を阻まれたコンテナトラックからこの戦車が飛び出してきた瞬間に発せられたものだった。

衝撃的なシーンだったが、ノーサンプトシャー州ブラックリー近郊に広がる泥だらけの大地をわたしが操縦する様子はまったくドラマチックには見えない。

それよりも、膝まで埋まるようなこの泥のなか、わたしからは見えない場所にいるはずのカメラマンが心配だ。

120mm砲の真下、戦車の鼻先近くに深く設置されたシートからは、真正面とわずかな横方向だけしか確認することが出来ない。

この限られた視界のほかは、もしそこにいるとすればだが、すべてが指揮官の責任となる。だが、いまその頼りになるべき指揮官はいないのだ。

この戦車へと乗り込むのに使ったアルミニウム製ラダーは、70tもあるこのチーフテンMk.10戦車の下敷きとなって永遠に失われてしまった。

それに、チーフテンがこんなにも重いとは思いもしなかった。

 
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