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2018.08.13

なぜ今? ホンダがこのタイミングで、クラリティPHEVを発売したワケ

編集部より

ホンダ・クラリティは、FCVの「デューエルセル」/EVの「エレクトリック」、プラグインハイブリッドの「PHEV」の3兄弟です。なぜ今、ホンダはクラリティにPHEVを追加したのでしょう? これまでのヒストリーとともに、桃田健史が解説します。

もくじ

「クラリティ」の歴史
第2世代「クラリティ」は最初から3兄弟
ホンダの次世代電動化戦略のイメージリーダー

「クラリティ」の歴史

ホンダは7月、「クラリティPHEV」を日本で発売した。

「クラリティ」と聞けば、多くの人が燃料電池車をイメージするはず。PHEV化して登場したことに少々違和感があるのではないだろうか?

時計の針を少し戻すと、いまから11年前の2007年11月の米ロサンゼルスモーターショーで、ホンダは「FCXクラリティ」をワールドプレミアした。

その発表現場で、ホンダの技術者らは自社の燃料電池車が他社に比べていかに優れているかを熱弁した。ホンダがVフローと呼ぶ燃料電池スタックの設計手法について、彼らは自信満々の様子だった。

福井威夫社長(当時)は「ホンダは一般的なEVを作る計画はない。(自車で発電する)燃料電池車はホンダにとって唯一の電気自動車」と説明し、広報資料でも燃料電池電気自動車という言葉を使った。

そもそも「FCXクラリティ」は、米カリフォルニア州環境局が定めるゼロエミッションヴィークル規制法(NEV法)に対応することが最大の目的だった。だが、リース販売数は当初の予定数に届かず、ホンダはZEV法への対応でテスラからEVクレジットと呼ばれる販売実績の権利を購入することになる。

また、2011年には米国向けに「フィットEV」を発売するが、ロサンゼルスショーでの発表現場で伊東孝紳社長(当時)は、「あくまでも、ZEV法ありきのクルマ」という言葉を残すと共に、アメリカを含めて世界市場で燃料電池車の普及が進まず、「FCXクラリティ」が不遇に終わったことを悔いた。

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