エリーゼ、エスプリを経て到達! 英ロータス愛好家が選んだ最高の1台 350psの『エヴォーラS』を手放せない理由とは

公開 : 2026.04.21 12:05

英国在住のクリス・スミスさんはロータスのファンで、何台も乗り継いできました。5年前に購入した『エヴォーラ』は350psのスーパーチャージャー付き3.5L V6エンジンを搭載。その走りに魅了されているようです。

ドイツ車にはない魅力

英国在住のクリス・スミスさんが初めてロータスを購入したのは1996年、彼が23歳の時だった。選んだのはエリーゼS。

「当時、わたしの唯一のクルマでした。周りの人には、どうかしていると言われましたよ。でも、どのドライブも最高に楽しくて、7年間乗り続けました」とクリスさんは振り返る。

クリス・スミスさんのエヴォーラSスポーツレーサー
クリス・スミスさんのエヴォーラSスポーツレーサー    AUTOCAR

クリスさんは以前BMW 3シリーズを所有しており、その後ロータスに代わって手に入れたのもまたドイツ車だった。

ポルシェケイマンを買ったんです。素晴らしいクルマでしたが、大きくて、快適すぎました。ロータスの魔法のような魅力が欠けていたんです」

そこで再びロータスに戻り、今度は2010年式のエリーゼS3を購入した。

「1.6Lのトヨタ製エンジンを搭載していました。本当に全開で回して、4000rpm以上を維持しなければいけませんでした。最高に楽しかったです」

数年後にエリーゼS3を手放し、エスプリ・ターボへ乗り換えた。そして今から5年前、彼は現在の2014年式『エヴォーラSスポーツレーサー』を購入した。

エヴォーラの価値は高止まり?

「ポール・マティ・スポーツカーズという業者で手に入れました。ポールさん(設立者)のクルマをじっくり見せてもらいましたよ。話をするには最高の相手でした。彼はもう引退しているので、そんなロータスのレジェンドから買うことができたのは本当に幸運だったと思います」

ポール・マティ氏は、英国で有名なロータス専門業者だ。

クリス・スミスさんのエヴォーラSスポーツレーサー
クリス・スミスさんのエヴォーラSスポーツレーサー    AUTOCAR

クリスさんがエヴォーラを購入した時点での走行距離は2万1000kmで、それ以来、わずか7200kmしか走らせていない。

ジネッタG15など、他にもクルマがあるんです。実は、わたしがまだ学生の頃、父と2人でジネッタを組み立てたんですが、それがきっかけでクルマに興味を持ち、今日まで続いています」

新車時のエヴォーラの価格は約6万5000ポンド(約1400万円)だったが、6年後の購入時、クリスさんは3万5000ポンド(約750万円)を支払った。彼は現在の価値を約4万ポンド(約860万円)と見積もっている。

「エヴォーラの価格は徐々に上昇しています」

車名の「S」はスーパーチャージャーを意味する。トヨタ製3.5L V6エンジンの最高出力はベースモデルで280psであるのに対し、Sモデルでは350psに達する。「スポーツレーサー」は2013年から販売された限定仕様で、スポーツ・パックやテック・パックなど、オプションカタログにあるほぼすべての装備が盛り込まれている。コストパフォーマンスに優れ、当時はラインナップの中でも特に魅力的な仕様とされていた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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