ところ変われば車種変わる　世界のパトカー（2）

公開 : 2018.01.04 06:10

過去も現在も、警察車輛はクルマ好きの関心を集める存在です。時に興味本位で、また時に警戒対象として。ここでは前者として楽しんでください。旅行先での運転に備えた予習？　それはご自由に。

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「メルセデス・ベンツGLE63 AMG（オーストラリア）」ホールデンの生産が終了したオーストラリア。ヴィクトリア州警察は、GLE63AMGを12か月間の期間限定で導入することとした。

「メルセデス・ベンツE43 AMG（オーストラリア）」GLE63AMGに代わって使用される予定なのが、この400psの3.0ℓV6ツインターボを積むスーパーセダン。

「日産リーフ（スイス）」ジュネーブ警察が使用する日産リーフは、地域の大気環境を改善しようという活動の一環で導入された。

「アルファ・ロメオ・ジュリアTi　by コッリ（イタリア）」パフォーマンスと実用性の両立のため、Dピラーと長いルーフ、リヤハッチを追加する手法に、コッリは1950年代の101系ジュリエッタでも実績があった。

「BMW i8（チェコ）」6か月もしくは2万kmの条件でチェコ共和国の警察に貸し出されたi8は、たった1か月でクラッシュしてしまった。

「MGA（イギリス）」1959年に、ランカシャー警察が18台導入。トレーニングを受け、運転技術を磨いた警官のみがドライブすることを許された。

「MG TC（イギリス）」警官が運転する割合が増えるほど増えた事故に対応し、ロンドンに開設されたドライビングスクールでは、MGのTシリーズなどが使用された。

「アルファ・ロメオ・アルファスッド（イタリア）」アルファスッドは錆という大きな問題を抱えるが、当時最高レベルのドライバーズカーでもある。

「アウディTT（ハンガリー）」初代TTが登場したとき、ハンガリー警察は高性能なドイツ車に乗った違反車を取り締まるためにこれを導入。

「BMW i3（アメリカ）」LA市警は都市部でのパトロールのため、EV仕様を100台導入した。

「日産フェアレディZ（日本）」世界に誇る高性能モデルがより取り見取りの日本では、海外メーカー車の採用実績がほとんどない。

「ブラバスGヴァーゲン（ドバイ）」700psの700ワイドスターであれば、砂漠でも相当の速さで駆け抜けるに違いない。

「ハマーH2（アメリカ）」エンジンは7.0ℓV8スーパーチャージャーに換装し、710ps／92.2kgmを得た。ホイールは驚異の28インチ。

「BMW501（ドイツ）」バロック・エンジェルと呼ばれた501は、十分な訓練を積んだ警官にのみ搭乗が許された。

「スパイカーC8（オランダ）」フレヴォラント州警察の交通課には、アウディ製4.2ℓV8を積んだC8が導入された。

「BMW530dツーリング（ドイツ）」2017年のフランクフルト・ショーで発表されたが、警察車輛向けに開発されたため、詳しい諸元は公開されていない。

「ジャガー・マークⅡ（イギリス）」犯罪者は高性能セダンを盗んで逃走することも多く、警察にはそれに追いつけるパトカーが必要となる。

「ランドローバー・ディスカバリー（イタリア）」軍警察などと訳されるイタリアのカラビニエリは、SUVタイプの車輛を数多く取り揃えている。

「日産GT-R（ドバイ）」ここではロールス・ロイス・ファントムやシボレー・カマロなども導入されており、それらと並ぶとスペシャル感はだいぶ薄まる。

「ローバーP6 3500S（イギリス）」ジルコンブルーに塗られたこのクルマは防弾仕様。王室関係者や、かのマーガレット・サッチャー首相など、VIPの移動に利用された。

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