インド自動車大手『マヒンドラ』、英国国内で設計したSUV3車種を2027年市場投入 BE 6はテスラ・モデルYなどと競合

公開 : 2026.11.06 17:25

インドの自動車大手マヒンドラが、2027年の英国市場参入に向けた準備を進めていることが明らかになりました。英国国内で設計されたスタイリングな電動SUVモデル『BE 6』など3車種を展開する予定です。

英国設計の電動SUVシリーズ

インドの自動車大手マヒンドラは、英国オックスフォードシャーで設計された電動SUVのラインナップを携え、来年英国市場に参入する計画だ。今回、AUTOCARの取材で明らかになった。

マヒンドラの英国市場参入計画は2016年にさかのぼる。当時、同社はバッテリー駆動のシティカー『e2o』を発売し、EVラインナップを構築する戦略を打ち出していた。

マヒンドラBE 6
マヒンドラBE 6    マヒンドラ

売れ行き不振だったe2oは数か月で生産中止となったが、マヒンドラは2022年に英国市場への本格的な参入計画を再始動させた。同年、新設したバンベリーのデザインスタジオで設計された5台の電動SUVを公開し、さらに1年後にはジープ風のオフロードコンセプトカー『Thar.E』を披露して、欧州展開を目指していることを明らかにした。

現在、その計画がようやく具体化しつつある。AUTOCARの取材によると、マヒンドラは英国で設計された3車種の電動SUVを筆頭に、約1年後には販売を開始する予定だという。

取材で得た情報によると、マヒンドラは英国市場におけるポジショニングを明確にし、商業的な可能性を測るため、顧客調査を実施している。

BE 6は約4万1000ポンドから

初期の価格情報によると、同社のモデルはメインストリーム市場の上位層をターゲットとし、DSやクプラといったブランドと同等のセグメントに位置づけられる見込みだ。

マヒンドラの計画に詳しい情報筋はAUTOCARに対し、英国で最初に投入するモデルの1つは、斬新なスタイリングが特徴の『BE 6』になると語った。価格は約4万1000ポンド(約870万円)からで、テスラ・モデルY、フォード・エクスプローラー、ルノー・セニックなどと競合することになる。

マヒンドラBE 6
マヒンドラBE 6    マヒンドラ

マヒンドラが独自開発したEV用プラットフォーム『Inglo』をベースとするBE 6は、インド市場では59kWh、70kWh、79kWhのバッテリー(最大容量のものは中国のBYD製)から選択可能だ。公称航続距離は555~680km、後輪駆動のモーターは228psと282psの2種類が用意されている。

マヒンドラは欧州市場において、中国のブランドであるオモダ、ジェイクー、リープモーターと同様に、各モデルを1つのメカニカル仕様のみで展開するシンプルなラインナップを目指しているとみられる。ただ、現時点では、どのモーターとバッテリーの組み合わせを採用するかは不明だ。

最近、バンベリーにあるマヒンドラの拠点近くの公道で、カモフラージュを施していないBE 6のプロトタイプがテスト走行しているのが目撃された。英国仕様車の型式認証が進められているようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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