【フェラーリを120回ローンで購入】 2023年聖地マラネロで「脱サラ」決意 帰国後に速攻で退職

公開 : 2024.03.07 17:45

2023年末時点で残債580万円! 会社員辞めてもフェラーリ維持できる? 120回ローンでフェラーリを買った33歳オーナーに新たな展開です。なんと1分で4万円のトラブルにも見舞われてしまいました。

20代会社員120回ローンでモデナを買って4年目

20代の会社員、つかぽんさんが120回ローンを組んでフェラーリ360モデナを購入して4年が経過した。

AUTOCAR JAPANでは購入から丸1年が経過した2020年12月から毎年、つかぽんさんとモデナの1年を振り返ってもらってきた。それももう今回で4回目となる。2023年はどのような1年だったのか? 先日お話を伺ったところ、驚きの返事が返ってきた。

【フェラーリを120回ローンで購入】4年目のお話
【フェラーリを120回ローンで購入】4年目のお話    STUDIO PADDOCK

なんとつかぽんさん、会社を辞めて「個人事業主」になっていたのだ。何がきっかけだったのだろうか? また、モデナは手放すことなく所有できているのだろうか?

「今は脱サラして個人&法人向けに、写真&映像撮影をしています。そこから派生して、法人さんのウェブサイト構成の検討や、SNS運用などもさせて頂いています。いつかは脱サラしよう。という思いは常に心の中にありました。

これもフェラーリと深く関係しています。モデナを買うよりもはるか前は『いつの日かフェラーリが買える人生だったらいいな』程度に思っていましたが、いざモデナを手にして、フェラーリのコミュニティに参加してみると、これまでにないような出会いがたくさんありました。

フェラーリ・オーナーの皆さんは会社経営をされていたり、独自の事業をされていたりする方ばかりでいきいきしてらっしゃる。独立して事業を営んでいる皆さんのお話を聞いているうちに『自分もいつかは会社員を辞めて、もっと高みを目指したい』と思うようになっていました」

確かに最初に取材した時からつかぽんさんは「いつか会社員をやめて独立したい」と話していた。そのタイミングが2023年だったようだ。

フェラーリ本社を訪れて覚醒?

会社を辞めて独立…背中を押したのはマラネロのフェラーリ工場などを訪れる「ヨーロッパ訪問」だった。

「モデナがきっかけで知り合えたある経営者の方から『ヨーロッパの国々を1週間で回りませんか?』とお誘いを頂き、ブルゴーニュワインの産地やシュトットゥガルト、フェラーリの本社のあるモデナ(地名)やマラネロなどに行く機会に恵まれました。

【フェラーリを120回ローンで購入】4年目のお話
【フェラーリを120回ローンで購入】4年目のお話    つかぽん

マラネロ訪問は、まさに天国! 今回はイギリス/ドイツ/スイス/フランスなどを回って、最後にイタリアに来ましたがフェラーリ・ファンとしては、このためだけにイタリアに来た甲斐があると思えたくらい、素晴らしい体験でした! 訪れた場所は以下の4か所です。

1.フェラーリ・ファクトリー(マラネロ)/本社&市販車組み立て工場&F1チームの本拠地
2.ミュゼオ・フェラーリ(マラネロ)/本社の向かい側にある、フェラーリのレーシングカーやスペチアーレモデルの博物館
3.ミュゼオ・エンツォフェラーリ(モデナ)/フェラーリ本社から車で30分の場所にある、エンツォフェラーリの生家を利用した博物館
4.リストランテ・カヴァリーノ(マラネロ)/本社の向かい側にあるレストラン よくエンツォがランチしていたと言われています。

もう一つの聖地である、フィオラノ・テストトラックも上から見ることができました。」

旅を始めて6日目、マラネロの地でつかぽんさんは会社員をやめることを決意した。「このタイミングでやめなかったら、多分一生辞められない」と思い、帰国して本当に速攻で会社を辞めた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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