今後トライトンやハイラックス等へ影響? タイでEV化されたピックアップトラックが続々登場

公開 : 2024.03.29 17:45

タイでも高評価のトライトン

12年ぶりに日本再上陸となるトライトンについては、3月上旬に富士山麓で実施された報道陣向け試乗会の模様がネットや雑誌で取り上げられ、走破性/ハンドリングの軽快さ/乗り心地が高水準でバランスしているとして高い評価を得ているところだ。

タイでも、今回のショー開催前に路面状況が厳しいオフロードコースで試乗会が行われて高評価だという。

バンコクインターナショナルモーターショー2024
バンコクインターナショナルモーターショー2024

電動化の可能性について、日本仕様を含めて生産を行うタイの三菱現地法人関係者に聞いたが、現時点では電動化の計画はないという。

将来については未知数だが、パートナーである日産の次期ナバラを含めて、将来的な可能性はゼロではないはずだ。

そうした中、足元で三菱としては、FFのハイブリッド車「エクスパンダーHEV」をタイで電動車の筆頭とした電動化戦略を進める。

この領域では、EVまたはHEVというカテゴリーの垣根を超えた、価格競争が熾烈さを増している状況。特に、直近では販売を急激に伸ばしている中国EVブランドの影響が大きい。

その上で三菱としては、エクスパンダーHEVの商品性の高さと販売店でのサービスの質の高さをユーザーにアピールしていく見込みである。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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