「荷台は自由だ」 トヨタ・ハイラックス・チャンプ 環境変化やニーズ多様化に伴いタイで発売

公開 : 2023.11.28 11:45  更新 : 2023.11.29 14:06

トヨタはタイにて「ハイラックス・チャンプ」を発売しました。車両販売に加えて「荷台」は様々なビジネス形態や使用用途を自由にカスタマイズできるよう、100以上の架装業者の情報も提供すると発表しています。

IMVシリーズとは?

トヨタとトヨタのタイにおける車両販売/生産会社であるトヨタ・モーター・タイランド(以下、タイ・トヨタ)は「ジャパン・モビリティーショー2023」において公開した、IMVシリーズ(ピックアップトラック3車型/ミニバン/SUVで構成)の新型モデル「IMV 02」について、タイ・バンコクで発表を行い、受注を開始した。

IMVシリーズは、当時アジア本部長であった現会長の豊田章男氏が指揮をとり「アジアの人々とともに、アジアの経済に貢献したい」との想いを込めて、現地のエンジニアとともに「現地現物」で開発したという。

トヨタ・ハイラックス・チャンプ
トヨタ・ハイラックス・チャンプ

2004年にタイでの新型ピックアップトラックを発売して以来、世界180以上の国と地域に導入され、時代のニーズ/地域のニーズに即して進化を遂げているという。

タイでは「国民車」として顧客の暮らしの大切な基盤となり、国内で累計270万台以上を販売、累計400万台以上を世界各国へ輸出し、タイ経済へ貢献してきたとトヨタは語る。

一方、自動車市場環境の変化やニーズの多様化に伴い、タイの暮らしも大きく変化している。IMVシリーズにおいても、真に顧客が求めやすく、ニーズに寄り添うIMVピックアップトラックをつくるという原点に立ち返ったという。現地のエンジニアが中心となって、ライフスタイルを徹底的に調査し「IMV 0」を開発したとアナウンスされた。

ハイラックス・チャンプとその仕様をご紹介

「ハイラックス・チャンプ」

自由な拡張性を活かし、ビジネスからプライベートまで、顧客のビジョンを実現し、暮らしを豊かに彩るモビリティだという。今回の発表会では11の架装モデルを紹介し、様々なビジネス形態や使用用途をカバーすることに重点を置き、8グレードを用意。

ショートホイールベースとロングホイールベース、エンジンは3タイプ(2Lガソリン/2.7Lガソリン/2.4Lディーゼル)フラットなデッキは未装備タイプも選択可能だ。価格は45.9万~57.7万バーツ(約200万円~250万円)で、現地でお求めやすい価格を実現したと語る。

トヨタ・ハイラックス・チャンプ
トヨタ・ハイラックス・チャンプ

フラットデッキには各所にボルト穴を設け、ボルトとナットで架装部と簡単に締結することが可能だ。さらに、架装を希望する場合、一人一人に合わせたカスタマイズを楽しんでもらうため、100以上の架装業者の情報を提供するという。同モデルは、タイトヨタのサムロン工場で生産される。

タイ量販仕様(2.4Lディーゼル/ロングホイールベース/デッキあり)

・乗員:2人
・全長×全幅×全高:5300×1785×1735mm
・ホイールベース:3085mm
・駆動方式:2WD
・車両総重量:2790kg
・最小回転半径:5.4m
・最大積載量:1トン
・エンジン:2.4Lディーゼルエンジン
・トランスミッション:5MT/6AT

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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