【Nボックスとスペーシアが月間1万台越え】 2024年4月期 軽自動車新車販売ランキング

公開 : 2024.05.09 07:06

軽自動車の新車販売はホンダNボックスが23カ月連続でトップ、続くのはスズキ・スペーシアで上位2車種が1万台越えの販売台数を記録しています。前年同月比では0.3%減の数字です。

2024年4月期 車名別ランキング

全国軽自動車協会連合会は、2024年4月期における軽自動車新車販売の車名別ランキングを発表した。

2024年4月期 軽自動車通称名別新車販売トップ10

1位 ホンダNボックス:1万4947台
2位 スズキスペーシア:1万2532台
3位 スズキ・ハスラー:7507台
4位 スズキ・ワゴンR:6129台
5位 スズキ・アルト:5949台
6位 三菱デリカ・ミニ/eK:4992台
7位 日産ルークス:3902台
8位 ダイハツ・ミラ:3360台
9位 スズキ・ジムニー:3095台
10位 日産デイズ:2795台

2024年4月期 軽自動車新車販売車名別ランキング
2024年4月期 軽自動車新車販売車名別ランキング

4月期の軽自動車の車名別ランキングは、新車効果が一段落して前年同月比0.3%減だったものの1万4947台を販売したホンダNボックスが23カ月連続での首位に輝く。

続く第2位には、2023年11月に第3世代の新型モデルに移行したスズキ・スペーシアが同25.1%増の1万2532台を記録してランクイン。

また、軽クロスオーバーの定番モデルに位置するスズキ・ハスラーが同85.3%増の7507台を登録して第3位に入る。トップ3常連のダイハツタントは認証申請における追加不正行為の判明に伴う出荷停止の影響で、同84.4%減の1866台にとどまった。

注目車の動向

2023年10月と11月に一部仕様変更したスズキ・ワゴンRは前年同月比26.3%増の6129台を販売して第4位に、2023年5月より販売を開始した三菱デリカ・ミニは基本コンポーネントを共用する既存のeKシリーズとの合算で4992台を登録して第6位にランクイン。

また、マイナーチェンジを実施した日産デイズは同31.0%増の2795台を達成して第10位に入る。一方、軽EVのカテゴリーでは日産サクラが同61.6%減の910台、三菱eKクロスEVが同87.4%減の67台と低迷。

2024年4月期 軽自動車新車販売車名別ランキング
2024年4月期 軽自動車新車販売車名別ランキング

対して、2023年12月に大幅改良を図って電動系コンポーネントを刷新し、車名もミニキャブ・ミーブから改名した三菱ミニキャブEVは、同50.0%増の69台を成し遂げた。

なお、登録車と軽自動車を合わせた4月期の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが9カ月連続での首位に立ち、以降はトヨタヤリス、トヨタ・カローラ、スズキ・スペーシア、トヨタ・シエンタの順で続く。

月間販売台数1万台超えは、前月から2車種減って5車種にとどまった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

日産の人気画像