米国最大級の廃車置き場で見つけた「お宝」 40選(前編) ジャンクヤード探訪記 100年以上前のクルマも残存
公開 : 2026.02.01 11:05
米国の巨大ジャンクヤードを巡り、スクラップ同然のクルマにレンズを向ける探訪記シリーズ。今回は、ミネソタ州にある国内最大級の「名所」で見つけた1920年代以降の希少なクラシックカーを紹介します。
もくじ
ー1920年代以降の希少車を発掘
ープリムス・スペシャル・デラックス(1949年)
ービュイック・スカイラーク(1976年)
ーカイザー(1954年)
ーフィアット・ブラーバ(1980年)
ーダッジ(1920年)
ーラサール(1939年)
ーパッカード・ピックアップ(1948年)
ーランブラー(1962年)
ーキャデラック・ビアリッツ・コンバーチブル(1984年)
ーデソート・ファイアドーム(1956年)
ーウィリス・エアロ・カスタム(1955年)
ーシボレー・キャバリエ(1985年)
ーフォード・カントリーセダン(1952年)
1920年代以降の希少車を発掘
1956年に創業した米国のジャンクヤード『フレンチレイク・オートパーツ(French Lake Auto Parts)』は、国内屈指の廃車解体業者として知られている。
ここには、1920年代から現代に至る数千台もの部品取り車が並ぶ。すみずみまで管理が行き届き、車両はすべてしっかりとした地面の上に安全に保管されている。何より素晴らしいのは、ほぼすべての車両に製造年が明記されているため、モデルやグレードの識別が格段に容易だということだ。

プリムス・スペシャル・デラックス(1949年)
ヴィンテージカーがずらりと並ぶフレンチレイク・オートパーツは、まさに国宝級の存在と言えるだろう。全米から、いや世界中からクラシックカー愛好家が集まるのも当然である。その人気ぶりを示すように、ヤードの事務所では記念Tシャツまで売っている。例えば、この1949年式プリムス・スペシャル・デラックス4ドア・セダンは、かなり良いコンディションに見える。

ビュイック・スカイラーク(1976年)
この見事な景色を見てほしい。目を引くものがたくさんある。中央に堂々と鎮座しているのは1976年式ビュイック・スカイラーク・クーペ。この豪華なラインナップの中では比較的新しいクルマだ。何度か生産が中断されたものの、スカイラークは1953年のデビューから1998年まで、ビュイックの主力モデルとして君臨し続けた。

カイザー(1954年)
特徴的なハート型のフロントガラス開口部から、一目でカイザーと分かる。これはマンハッタンというモデルで、ボンネットに書かれたメモによれば1954年か1955年製のようだ。1955年の登録台数がわずか270台だったことから、おそらく前年のものだろう。
カイザー・フレイザー社は1945年、ヘンリー・J・カイザー社とグラハム・ペイジ・モーターズ社の合弁事業として設立された。当初の販売は好調だったが、ビッグスリーとの長期競争に耐えるだけのリソースがなかった。

フィアット・ブラーバ(1980年)
フレンチレイク・オートパーツの一角は現代的なモデル専用となっており、筆者はそこで珍しい欧州車と日本車をいくつか見つけた。フィアット131は世界中で150万台を売り上げる大成功を収めた。
しかし、米国に輸入されたのはごく一部で、ブラーバとスーパーブラーバという名称で販売された。機械的な問題が頻発し、この個体が販売された翌年の1981年に米国市場から撤退した。
































