ジープ新型ワゴニアS 内装が初公開 600馬力の高級電動SUV、年内発売へ

公開 : 2024.02.01 06:05

・伝統ある「ワゴニア」の名を関した次世代EV、内装初公開。
・4つの車載スクリーン、19スピーカーなどハイエンドな仕上がり。
・最高出力600ps、航続距離600km。年内に米国で発売予定。

次世代ジープ 電動化、デジタル化へ

米国の自動車メーカーであるジープは、次世代の電動SUV、ワゴニアSのインテリアを初めて公開した。全長約5mの大型EVで、主に米国市場向けに開発され、2024年後半の発売が予定されている。

新たに公開された画像では、少なくとも4つのデジタルスクリーンを備えていることが確認できる。インストゥルメント・ディスプレイ、中央のインフォテインメント・タッチスクリーン、その下にあるエアコンなどを操作するための小型タッチスクリーン、そして助手席用の大型タッチスクリーンだ。

ジープ・ワゴニアSのインテリア
ジープ・ワゴニアSのインテリア    ジープ

ステアリングホイールに複数の物理ボタンが配置されているほか、ダッシュボード中央には触覚フィードバック付きと思われるボタンがある。ジープによれば、パノラミック・サンルーフやアンビエントライトも装備され、19スピーカーのオーディオシステムがオプションで設定されるという。

ワゴニアSは2024年に米国で先行発売された後、左ハンドルと右ハンドルの欧州市場でも限定的に販売される。

最高出力600ps、0-100km/h加速は約3.5秒、1回の充電での航続距離は約600kmとされる。バッテリーやモーターの詳細は明らかではない。

ワゴニアSは、ジープの親会社であるステランティスのSTLAラージ・プラットフォームを採用する。同時期にデビュー予定の新型リコンとは、足回りの大部分を共有することになる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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