新方針 メルセデス・ベンツ、V12エンジンの生産継続へ 排出ガス規制にも対応
公開 : 2025.09.09 18:45
メルセデス・ベンツはパワートレイン戦略を転換する中で、大排気量V12エンジンの生産を2030年代も継続する方針を示しました。欧州ユーロ7規制にも適合するとのこと。AMGやマイバッハで採用される可能性があります。
2030年代も販売 中東や中国を視野に
メルセデス・ベンツは、2030年代もV12エンジンの生産を継続する方針を明らかにした。
来年末に施行される欧州の新排出ガス規制ユーロ7により、大排気量の内燃機関の存続が危ぶまれていた。

しかし、ドイツで開幕したミュンヘン・モーターショーにおいて、メルセデス・ベンツの技術責任者であるマルクス・シェーファー氏は、「V12エンジンの提供を継続する」と明言した。
ユーロ7への適合性について記者に問われると、シェーファー氏は「詳しくは申し上げられませんが、対応する予定です」と述べ、欧州での販売継続を強く示唆した。
しかし、新しい規制にどのように適合させるのか、どのモデルに採用されるのかについては不明だ。
現在、V12エンジンを使用しているモデルは、最高出力611psのマイバッハS 680だけだが、以前はAMGのS 65、CL 65、SL 600にも搭載されていた。
将来的には、V12エンジン搭載車は一部の市場でのみ販売される可能性がある。
メルセデス・ベンツはパワートレイン戦略の転換を進めており、V12の生産継続もその一環とされる。
同社はまた、C 63およびGLC 63に採用されている4気筒プラグインハイブリッド(PHEV)を段階的に廃止し、代わりに、現行の直列6気筒エンジンの改良版、あるいは新開発のV8エンジンを導入する計画だ。
「ポートフォリオ全体のアップデートにかなりの投資を行ってきました。さらに、ユーロ7規制をほぼ満たす新しいV8を開発しました。高性能なV8エンジンで、完全に新規設計です」とシェーファー氏は述べた。
メルセデスAMGの代表であるミヒャエル・シーベ氏は、ガソリンエンジンの将来性について「規制が許す限り、可能な限り」継続すると強調した。
「米国や欧州では、2035年以降内燃機関車の販売を禁止する規制が導入されます。わたし達もその規制に従わねばなりません」とシーベ氏は言う。
「しかし、現時点では、中東や中国など、そのような規制が導入される見込みのない市場も存在します。顧客からの需要が続く限り、そうした市場では引き続きエンジンを販売できるでしょう」


























