【ホンダウエルカムプラザ青山休館で思う】1980年代ホンダ車は熱かった!開館当時に活躍した名車たち
公開 : 2025.04.05 11:45
CR-X SiR(1989年9月22日発売)「 この速さ、尋常じゃない!」
ホンダは1989年9月22日、スタイルに加え俊敏な走りと扱い易さで高い評価を得ていた『シビック&CR-X』シリーズの装備を充実。新たに自然吸気エンジンでリッターあたり100ps(排気量1.6Lで最高出力160ps)の驚異的なハイパワーを達成、しかも、力強い低、中速性能を高いレベルで両立させた可変バルブタイミングリフト機構のDOHC VTECエンジンを、シビック3ドア(SiR、SiR II)とCR-X(SiR)に搭載した。
併せて、新開発のビスカスカップリング式L.S.D.(リミテッドスリップデフ)を採用するなど、走りの機能をさらに際立たせた。

価格はシビック3ドアSiRが145万9000円、SiR IIが153万9000円、CR-X SiRが154万7000円。
VTECエンジン搭載のシビック&CR-Xはジムカーナなどモータースポーツの世界でも大いに活躍した。1980年代も終わりを告げようとしていたが、こんなに凄いエンジンのクルマが世の中に出るなんて夢にも思わなかった。もちろんこのVTECエンジンの技術は、1990年代初頭にデビューするホンダのスーパースポーツカー『NSX』にも受け継がれることになるのである。
2代目プレリュード(1982年11月26日発売)「デートカーの帝王は走りも一流!」
初代ホンダ・プレリュードは、知的で個性的なFFスペシャルティカーとして1978年11月に発売。以来、その先進的なクルマ造りが日本はもとより、アメリカ、ヨーロッパなどで高い評価を得てプレリュード独自の世界を拓いてきた。
そして2代目となる新型は、これらの実績をふまえ、ホンダ独自の先進技術をあますことなく導入し、FF車の走りの機能と次代のスペシャルティカーとしての資質を徹底追求し開発。エンジンは高性能を誇るだけでなく、全域でスムーズな吹き上がりを発揮する新開発CVCC12バルブ1.8L直列4気筒エンジン(125ps)を搭載。メーカー希望小売価格は当時最上級モデルだったXX(5速MT車)で171万8000円であった。

また、サスペンションは俊敏な操縦性と高速安定性にすぐれたダブルウイッシュボーン型をフロントに採用。さらに、最新エレクトロニクス技術を駆使したホンダの独自開発による日本初の4輪アンチロックブレーキや、機能的で空力特性にもすぐれた設計のスタイリング、軽量、高鋼性のモノコックボディ、高効率ロックアップ機構付ホンダマチック4速車を用意するなど、数多くのホンダ独創のメカニズムで次代のFFスペシャルティカーにふさわしいクルマとした。
全長4295mm、全幅1690mm、全高1295mmが創り出すワイド&ローを基本とした安定感のあるスタイルは、知的な美しさと精悍なスポーティ感を強調し、低エンジン高やスペース効率にもすぐれたフロントサスペンションが寄与して、FF車には他に類を見ない低ボンネット高を実現。リトラクタブルヘッドライト、なめらかなボディ形状などですぐれた空力特性(Cd値0.36)を実現していた。
室内では機能的にレイアウトされたインストルメントパネルや、ホールド性にすぐれたフルバケットシート、小径太グリップのステアリングホイールなど、スポーティな走りを強調していた。
プレリュードの走りは、本当に素晴らしいものだった。数値以上にパワフルに感じる1.8Lエンジン、コクコクと気持ちよくシフトチェンジできるトランスミッション、ワインディングロードなどで感じる高いボディ剛性や、ほぼニュートラルステアと言っていい理想的な操縦性など、乗ってみると「ナンパ」なクルマではないことがハッキリとわかった。





































